倉悠貴と水上恒司のツンデレな関係「取材では『嫌いです』と」

映画『OUT』の特別上映会が11月4日、大阪市内の映画館でおこなわれ、主人公・井口達也役の倉悠貴、副総長・安倍要役の水上恒司、メガホンをとった品川ヒロシ監督が登壇した。

映画『OUT』の舞台挨拶に登壇した倉悠貴(左)と水上恒司(11月4日・大阪市内)

累計発行部数670万部の同コミックは、少年院から出所した「狛江の狂犬」と恐れられた主人公・井口達也が、地元から遠く離れた親戚のもとで働き始めるも、暴走族「斬人」副総長の安倍要との出会いによって、壮絶な更正生活を送るヤンキー漫画。1999年生まれの同い年である倉と水上は、本作で初共演を果たした。

初めて会ったとき、水上は低姿勢だったという倉。「どんどん僕に対する態度がおかしくなっていって、ホントに嫌われてるんじゃないかなって心配になるくらい。ちょっと怖いです」と明かすと、水上は「撮影中は達也と要の関係性を演じていくにあたってヒントになったらいいと思って、心地よくいじめてました」と発言。

「取材では『嫌いです』と言ってます。でも、嫌い嫌いも好きなうちと言いますから」と倉が言うと、品川監督が横から「倉がいないところでは、(水上は)倉のことをすごい褒めてる」と証言。劇中さながら反目し合いながらも絆を深める凸凹コンビのごとく、倉と水上のツンデレな関係が明らかになった。

撮影時の現場の雰囲気を問われた倉は、「良い緊張感はありつつ、部活みたいな感じでした。みんな同世代の俳優でお互いアイツには負けたくないということを思いながらやってました」と語ると、品川監督も「みんなアクションシーンも自分がカッコよく映りたいという気持ちは絶対あって、ライバル心もあり、友情もあるし、という感じで劇中さながらの現場でした」と語った。

倉と水上のほか、醍醐虎汰朗、与田祐希(乃木坂46)、JO1の與那城奨、大平祥生、金城碧海らが出演。同映画は11月17日から公開される。

映画『OUT』

2023年11月17日公開
監督:品川ヒロシ
出演:倉悠貴、醍醐虎汰朗、与田祐希(乃木坂46)、水上恒司、ほか
配給:KADOKAWA

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