シーガルズ開幕3連敗 東レに2―3で競り負け

第3セット、アタックを放つ岡山シーガルズの佐伯亜魅加(右)。チーム最多の33得点でけん引した=伊藤鉱業アリーナつがる

 バレーボールのV1は4日、青森県つがる市の伊藤鉱業アリーナつがるなどで行われ、女子で昨季11位の岡山シーガルズは同2位の東レに2―3で競り負け、開幕3連敗となった。

 佐伯、中本の若手レフトを軸に得点を重ねた岡山シーガルズは第2、第3セットを連取し、セットカウント2―1とリードした。しかし、第4セットをジュースの末に落とすと、最終第5セットも7―12から追い付く粘りを見せたものの、あと一歩及ばなかった。

 JTはデンソーに3―2で逆転勝ちし、5連勝。NECはトヨタ車体をストレートで退け、連勝を3に伸ばした。久光は日立に2―3で敗れ、初黒星を喫した。

東レ3ー2岡山シーガルズ

25ー21

23ー25

26ー28

27ー25

15ー12

 【評】岡山シーガルズは詰めが甘かった。セットカウント2―1の第4セット、佐伯や中本らを軸にジュースまで持ち込んだものの取り切れず、息を吹き返した相手に最終セットは押し切られた。アタック決定率は今季最高の40.1%ながらブロックにつかまって11失点するなど要所で攻撃の精度を欠いた。

 東レはイタリア代表のヌワカロールが両チーム最多37得点と爆発した。

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