ドクとベルナルド・シウヴァが大暴れ シティがボーンマスに6ゴール大勝|プレミアリーグ

写真:先制ゴールを挙げ、大量得点の口火を切ったドク

現地時間11月4日、プレミアリーグ第11節のマンチェスター・シティ vs ボーンマスの試合がエティハド・スタジアムで行われた。

マンチェスター・シティは前節、出場停止だったマヌエル・アカンジが先発に復帰し、左サイドバックにはナタン・アケ、ボランチの一角にはマテオ・コヴァチッチ、左サイドMFにはジェレミ・ドクが入った。ボーンマスは前節の試合で決勝ゴールを挙げ、チームの今シーズン初勝利に貢献したフィリップ・ビリングらが先発した。

序盤、マンチェスター・シティが最終ラインからボールをつなぎ、ピッチを広く使いながらの攻撃を展開。ボーンマスは引き気味に構えて相手の侵入を阻む。ドクのドリブル突破やロドリのミドルシュートなどでゴールに迫ろうとするマンチェスター・シティだったが、相手の守備に阻まれてなかなか決定的な場面を迎えられない。

膠着状態で迎えた30分、ペナルティーエリア手前でパスを回しながら突破口を探すと、ドクがカットインからロドリに横パス。ワンタッチでの折り返しを受けたドクが右足でゴール右隅に流し込み、マンチェスター・シティが先制する。

さらに33分、右サイドに流れてカイル・ウォーカーからのパスを受けたドクが対面のDFをかわしてクロスを入れ、ベルナルド・シウヴァが左足で流し込んでリードを広げると、37分にはCKの流れからベルナルド・シウヴァがボールをキープして横パス。これを受けたドクが大きく切り返して左足を振り抜くと、シュートがアカンジに当たってコースが変わり、3点目が生まれる。

ボーンマスは41分、右サイドから仕掛けてアレックス・スコットがシュートを放とうとしたが、ブロックに入ったロドリと同時にボールを蹴ったことで右ヒザに衝撃を受けてプレー続行不可能にとなり、44分にジョー・ロスウェルと交代。ボーンマスにとっては苦しい状況のまま前半が終了する。

マンチェスター・シティはハーランドに代えてフィル・フォーデンを、ボーンマスはクリス・メファムに代えてマルコス・セネシを投入し後半を迎える。

後半の立ち上がりはボーンマスが攻勢を仕掛け、47分にはライアン・クリスティの右サイドからのクロスにドミニク・ソランキが走り込みゴールへと流し込んだが、クリスティがパスを受けた場面がオフサイドの判定となりノーゴールに。その後も前から果敢にプレスをかけ、人数をかけた攻撃を仕掛けて相手を脅かす場面を作り出していく。61分にはソランキが左足でミドルシュートを放ったが、枠に阻まれ惜しくも得点はならなかった。

すると64分、マンチェスター・シティはフォーデンからパスを受けたドクがカットインからラストパスを送り、ペナルティーエリア内で受けたフォーデンが素早く左足を振り抜いて追加点を奪う。

これで趨勢がほぼ決まったため、マンチェスター・シティはジョン・ストーンズ、フリアン・アルバレス、ロドリを温存のためベンチに下げ、カルヴィン・フィリップス、マテウス・ヌニェス、リコ・ルイスを投入する。

ここからボーンマスが反撃。74分に自陣からのロングフィードを右サイドの高い位置で受けたマックス・アーロンズがグラウンダーのクロスを入れ、ルイス・シニステラが絶妙なトラップから右足で流し込んでようやく1点を返す。

しかしマンチェスター・シティも黙っていなかった。83分、ドクからのフィードを受けたベルナルド・シウヴァが右サイドのスペースを駆け上がり、華麗なステップからのループシュートをねじ込むと、88分にはそのベルナルド・シウヴァに代わって入ったオスカー・ボブのクロスからアケがダイビングヘッドを叩き込み、快勝劇に花を添えた。

次節、マンチェスター・シティはアウェーでチェルシーと、ボーンマスはホームでニューカッスルと対戦する。
 

◉試合結果

マンチェスター・シティ 6-1 ボーンマス

1-0 30分 ジェレミ・ドク(マンチェスター・シティ)
2-0 33分 ベルナルド・シウヴァ(マンチェスター・シティ)
3-0 37分 マヌエル・アカンジ(マンチェスター・シティ)
4-0 64分 フィル・フォーデン(マンチェスター・シティ)
4-1 74分 ルイス・シニステラ(ボーンマス)
5-1 83分 ベルナルド・シウヴァ(マンチェスター・シティ)
6-1 88分 ナタン・アケ(マンチェスター・シティ)

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