加賀に活気一足早く 温泉駅開業記念でまつり 中川家・礼二さんら盛り上げ

中川家の礼二さんのトークイベントを楽しむ来場者=加賀市作見町

 来年3月16日の北陸新幹線県内全線開業に向けた加賀市の加賀温泉駅開業記念まつり「加賀未来市.」(北國新聞社後援)は4日、アビオシティ加賀駐車場で開催された。市特命かがやき大使の歌手でタレントのグッチ裕三さんや鉄道ファンで知られる漫才コンビ中川家の礼二さんらのステージ、キッチンカーや飲食・物販ブースなど多彩なイベントに大勢の家族連れらが詰め掛け、一足早く駅前のにぎわいを演出した。

 駐車場の特設会場では、宮元陸市長が「出発進行」と笛を吹き鳴らし、イベントの開幕を告げた。

 ステージイベントの1番手で登場したグッチさんは自ら手掛けた加賀市のテーマソング「きまっし加賀」を歌い、地元のチアダンスチーム「SPARKLE」がバックで盛り上げた。

 新幹線トークイベントでは、礼二さんが「加賀温泉駅にかがやきが停車してよかったですね」と呼び掛けると、会場から拍手が起こる場面も。来場者のリクエストに応え鉄道関係のものまねを次々と披露した礼二さんは「コロナで失われた元気を敦賀開業で取り戻せる」と期待を寄せた。

 市出身で加賀温泉郷観光大使の中山夏月姫(なつめ)さんも歌とトークを披露した。

 特設会場にはキッチンカーや飲食店、物販などのテントブース計48店が軒を並べ、家族連れらが散策を楽しんだ。150人に食事券や商品券などが当たる抽選会も人気を集めた。

 5日もステージイベントのほか、キッチンカーや飲食・物販テントブースが出店する。小松、加賀両青年会議所(JC)の南加賀協議会は午前11時からアビオシティホールで、新たなご当地グルメ「加賀飯(かがはん)」のお披露目会を開き、1個800円(税込み)で販売する。

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