奈良県天川村の秋の彩りを楽しむ「天の川もみじまつり」(同村地域振興実行委員会主催)が4日、同村沢谷の村役場周辺で始まり、みたらい渓谷を散策するハイカーらでにぎわった。5日まで。
みたらい渓谷周辺で交通規制を行い、村役場―みたらい渓谷遊歩道入り口間で無料のシャトルバスを運行。ハイカーらは色づき始めた渓谷を散策し、村役場では特産品や出店の味を楽しんだ。地元の和太鼓グループの演奏もあった。
コロナ禍で見合わせていたヘリコプターによる遊覧飛行も4年ぶりに行われた。村役場近くのヘリポートを発着する約10分間のフライト。参加者は紀伊半島の背骨、大峰山脈の華麗な装いを上空約2千メートルから鑑賞した。那覇市から奈良を旅行中の会社員照屋孔明さん(28)と石川季更さん(27)は「空から見ると想像以上の色づき。最高でした」と声を弾ませた。
5日もヘリ遊覧(1人5千円)の受け付けは村役場駐車場で午前10時から。和太鼓の演奏は同11時。洞川地区では抽選に参加できるウオークラリーもある。問い合わせは村役場、電話0747(63)0321。