90分全く良いところないバルセロナ、後半アディショナルタイムのアラウホのゴールでR・ソシエダ下す|ラ・リーガ

写真:決勝ゴールのアラウホ ©Getty Images

10月21日、ラ・リーガ第12節のレアル・ソシエダ vs バルセロナの一戦がレアレ・アレーナで行われた。

ホームのレアル・ソシエダは、ミッドウィーク開催となったコパデルレイ、ブニョール戦では大幅なターンオーバーを行い、万全の状態でバルセロナとの一戦に臨む。前線には左からアンデル・バルネチェア、ミケル・オヤルサバル、そして右サイドには久保建英という布陣となった。

一方、アウェイのバルセロナは直近の公式戦であるレアル・マドリード戦から中6日と、メンバー全体が休養十分な状態で臨む。また、ペドリがラ・リーガ第2節カディス戦以来のメンバー復帰を果たし、ロベルト・レヴァンドフスキ、ジュール・クンデらが先発に復帰している。

開始直後からホームのレアル・ソシエダが攻め立てる。1分には、ペナルティエリア内からバルネチャアが際どいシュートを放つ。直後の2分にも、前線へのロングボールがクンデのミスを誘い、最後はオヤルサバルがGKテア・シュテーゲンと1対1の状況を迎えるも、ここも決めきることが出来ない。

さらにホームのレアル・ソシエダが仕掛ける。16分、左サイドバルネチェアのグラウンダー気味のクロスは中央のオヤルサバルには合わないが、ファーサイドに詰めていた久保がシュートを放つ。しかし、ここでもGKテア・シュテーゲンが立ちはだかる。

26分にも、左サイドでバルネチェアがボールを受け、中央へシュート性のクロスを送るも、ファーサイドに詰めていたオヤルサバルには惜しくも合わず、ここでもチャンスを活かすことは出来ない。

その後は、両チーム決定的なチャンスをつくりだせず0ー0もまま終了。バルセロナは攻守ともに全く良いところ無く、ホームのレアル・ソシエダが終始ゲームを支配した。

後半開始直後は一進一退の攻防が続き、55分にレアル・ソシエダがチャンスを迎える。マルティン・スビメンディがDFラインの背後に浮き球のスルーパスを送ると、抜け出した久保がボレーシュートを放つも、シュートはゴール右に外れ、久保のポジションがオフサイドの判定となり、間接フリーキックでプレー再開となる。

ここまで良いところ無しのバルセロナは、57分に2枚替えを行う。復帰直後のペドリ、開幕直後から好調を維持するフェラン・トーレスを投入し、攻撃の活性化を図る。そして、69分にもラフィーニャ、ラミン・ヤマルを投入し、さらに攻撃的な選手を投入する。

71分には、レアル・ソシエダがスローインを獲得すると、アイエン・ムニョスはロングスローを選択すると、1度はクンデにクリアされるも、セカンドボールをバルネチェアが右足で狙うも、ここはテア・シュテーゲンが防ぐ。

ここまでチャンスを全くつくれていないバルセロナは88分、ペナルティアーク付近でパスを受けたフェラン・トーレスがシュートを狙うも、枠の上に外れチャンスを活かすことは出来ない。

90分+1分にも、ペナルティエリア付近でパスを受けたペドリが、ガビにスルーパスを送ると、GKと1対1の場面を迎えるもここも決めきれない。

すると90+2分、ここまで苦しみ続けたバルセロナが決勝ゴールを奪う。敵陣中央付近でイルカイ・ギュンドアンがフリーでパスを受けると、勢いよくペナルティエリアに侵入してきたロナウド・アラウホが頭で合わせ、ついに均衡を破る。

◉試合結果

レアル・ソシエダ 0ー1 バルセロナ

0-1 90+2分 ロナウド・アラウホ(バルセロナ)

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