阪神キャンプ地の沖縄・宜野座村「美酒は持ち越し」 日本一を信じ応援 第7戦のオリ先発は県出身の宮城大弥「複雑な心境」

 阪神タイガース春季キャンプ地の沖縄県宜野座村では4日、阪神タイガース宜野座村協力会会長の當眞淳村長ら約20人が村役場に集まり、プロ野球日本シリーズ第6戦・阪神対オリックスのテレビ中継を観戦した。阪神の38年ぶり2回目の悲願の日本一を願い、メガホンをたたいてナインを応援。阪神がピンチを切り抜けた場面では、拍手でエールを送った。

 當眞村長は「今シリーズはいつもと違った緊張感がある。今日は、日本球界のエース、オリックス山本由伸の底力を見せつけられた。残念」と話し、「最後は阪神が勝ちます。信じています」と力を込めた。

 地元少年野球チームの松田タイガース元監督で村体育協会会長の宜野座義弘さん(62)は「今日で決めてほしかった。個人的にはオリックスの宮城大弥投手のファンなので、複雑な心境」と話した。

 村商工会会長の宜野座盛克さん(54)は「勝利の美酒は明日に持ち越しです」と気持ちを切り替えていた。

 家族5人全員が阪神ファンという仲間信之さん(52)は「第7戦も大接戦になると思う。頑張れ阪神タイガース」と声援を送った。(北部報道部・下地広也)

日本シリーズ第6戦で阪神がオリックスに敗れ、ため息をつく當眞淳村長(前列中央)ら=4日午後9時半すぎ、宜野座村役場

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