茨城DC 県庁舞台に県PR レジャー体験 飲食ブース

県庁入り口に展示されたゴジラの立像を撮影する来場者=水戸市笠原町

大型観光企画「茨城デスティネーションキャンペーン(DC)」の見本市イベント「県庁プレイパーク」が4日、茨城県水戸市笠原町の県庁で開かれた。「体験王国」「想像超え」を合言葉に、DCで実施する企画や茨城県グルメ、ステージイベントを一堂に集め、多くの来場者にDCと茨城県の魅力をPRした。

DCはJRグループ6社や自治体、観光業者らが連携し、全国から誘客する国内最大規模の観光キャンペーン。茨城県での開催は21年ぶり。10~12月の3カ月間、「アウトドア」「食」「新たな旅のスタイル」をテーマに250を超える体験型観光の企画を展開する。

プレイパークは、いばらき観光キャンペーン推進協議会が主催。県庁を観光資源の一つとして活用し、DCのテーマを気軽に体験できる遊び場に見立てた。庁舎の内外では同日、体験企画やグルメ合わせてブース約30カ所が設置された。

25階展望ロビーで開かれた「絶景×ヨガ」では、参加者が県庁南側に広がる景観を楽しみながら汗を流した。また、宙に張ったベルトの上で演技を繰り広げる「スラックライン」体験では、細いベルトの上でバランスを取ろうと両腕を広げる参加者の姿が見られた。

屋外の一角にはキャンプテントが並び、のこぎりを使った丸太切りやマシュマロ焼き体験などを実施。アウトドア活動が盛んな茨城県の魅力をアピール。飲食ブースでは、県産伊勢エビや銘柄牛「常陸牛」などを求めて行列を作る来場者の姿が見られた。

ヨガに参加したかすみがうら市下志筑、梅沢八重子さん(45)は「今後も開催して」と笑顔。親子でキャンプ体験を楽しんだ水戸市、柳平梨恵さん(38)は、茨城県の魅力発信に向け「どんどん体験企画をつくってほしい」と話した。

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