WS初制覇のレンジャーズ ヒーニーとレクラークの来季残留が決定

レンジャーズは球団史上初のワールドシリーズ制覇に貢献したアンドリュー・ヒーニーとホセ・レクラークが来季もチームに残ることが決まった。日本時間11月5日、レンジャーズはヒーニーが選手オプションを行使したことと、レクラークの球団オプションを行使したことを発表。ワールドシリーズ第7戦で勝利投手となったヒーニーは年俸1300万ドル、ポストシーズンで13試合に登板する大車輪の働きを見せたレクラークは年俸600万ドルで来季もレンジャーズの一員としてプレーすることになった。

現在32歳のヒーニーは移籍1年目の今季、34試合(うち28先発)に登板して147回1/3を投げ、10勝6敗、2ホールド、防御率4.15、151奪三振を記録。メジャー10年目にして初の2ケタ勝利を達成した。ポストシーズンではアストロズとのリーグ優勝決定シリーズで1イニングを投げ切れずにノックアウトされる登板もあったが、ダイヤモンドバックスとのワールドシリーズでは第7戦に先発して5回4安打1失点の好投。ポストシーズン初勝利はチームを球団史上初のワールドシリーズ制覇に導く貴重な1勝となった。

一方、現在29歳のレクラークはメジャー7年目の今季、57試合に登板して57イニングを投げ、0勝2敗4セーブ、8ホールド、防御率2.68、67奪三振を記録。ほかの投手の不調もあってポストシーズンではクローザーを任され、チームの17試合中13試合に登板。1勝1敗4セーブ、1ホールド、防御率3.29をマークしたが、レギュラーシーズンで4セーブ以上を挙げた投手がポストシーズンでも同数以上のセーブを記録したのは史上初めてのことだった。

ヒーニーは来季、マックス・シャーザー、ネイサン・イオバルディ、ジョン・グレイ、デーン・ダニングとともに先発ローテーションを形成することになるだろう(ジェイコブ・デグロムはトミー・ジョン手術で全休濃厚)。レクラークはチームの今オフの補強次第ではあるものの、クローザーないしセットアッパーとして、引き続き試合終盤の重要な場面を担うことになりそうだ。なお、両投手とも来季がレンジャーズとの契約最終年となる。

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