オリオンビールは1日、社員を対象に、健康管理のほか、小林製薬のサプリメント「サラシア100」を服用する取り組みを実施した結果、肝機能で「有意な改善」、空腹時血糖値で「改善傾向」を確認したと発表した。
オリオンビールが県民の生活習慣の改善につなげようと、社員による適度な飲酒や運動とともにサプリを服用するプログラムを小林製薬と実施した。
血糖値などが高めな28人の社員が、今年2月から7月まで1日6千歩を心がけ、週2日の休肝日を設け、毎食後にサプリを服用した。健康診断の結果を昨年と比較し、サプリを共同開発した近畿大薬学総合研究所の森川敏生教授が「肝機能の改善、血糖値の改善傾向」を認めた。
オリオンビールの矢沼恵一常務執行役員は「規則正しい生活習慣とサプリで健康な毎日を築くことは意義がある」、小林製薬の大脇藤人常務執行役員は「健康に社会で活躍できるよう、取り組みを全国にも広げたい」と話した。
プログラムに協力したとして小林製薬からオリオンビールに贈られた同社の商品は、沖縄子どもの未来県民会議に寄贈された。(政経部・銘苅一哲)