ソレアがオプトアウトのマーリンズ ベルはオプション行使で残留へ

今季36本塁打を放った主砲ホルヘ・ソレアがオプトアウトの権利を行使してFAになることが決まったマーリンズだが、シーズン途中にトレードで獲得した両打ちの強打者は来季もチームに残るようだ。地元紙「マイアミ・ヘラルド」のジョーダン・マクファーソン記者が伝えたところによると、ジョシュ・ベルは来季の選手オプション(年俸1650万ドル)を行使したという。すでにマーリンズもベルの残留を発表。ベルは今オフにFA市場に出ていくより、来季マーリンズの正一塁手として結果を残したほうがいいと判断したようだ。

現在31歳のベルはパイレーツ時代の2019年にキャリアハイの37本塁打、116打点、OPS.936をマークしてオールスター・ゲームに選ばれたこともあるスラッガー。ナショナルズとパドレスでプレーした昨季は156試合で打率.266、17本塁打、71打点、OPS.784とやや物足りない成績に終わったものの、指名打者部門でシルバースラッガー賞を受賞した。

1年1650万ドル+オプション1年でガーディアンズと契約した今季は、トレード期限にマーリンズへ移籍。ガーディアンズでは97試合で打率.233、11本塁打、48打点、OPS.701と低調だったが、マーリンズ移籍後は53試合で打率.270、11本塁打、26打点、OPS.818と成績を向上させ、シーズントータルでは2球団合計で150試合に出場して打率.247、22本塁打、74打点、OPS.744を記録した。データサイト「ベースボール・リファレンス」が算出する総合指標WARは0.4とかなり低く、ベルが今オフにFA市場に出ないという判断をしたのもうなずける。

長打力不足が課題となっていたマーリンズは、今夏のトレード市場でベル、ジェイク・バーガーという2人のスラッガーを補強。バーガーも移籍前の88試合で打率.214、25本塁打、52打点、OPS.806という数字から移籍後は53試合で打率.303、9本塁打、28打点、OPS.860と成績を向上させ、チームのワイルドカード獲得に貢献した。ソレアはFAとなってしまったが、来季も長打力の面ではベルとバーガーの2人が中心となってチームを引っ張っていくことになりそうだ。

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