松岡茉優に真っ赤なフラワーシャワーも 「愛にイナズマ」クランクアップ特別映像

松岡茉優と窪田正孝がダブル主演を務める、石井裕也監督作「愛にイナズマ」(公開中)から、本作の撮影を終えたキャストたちへクランクアップを記念して渡された花束贈呈の模様と、一言コメントを収めた特別映像が公開された。

トップバッターで花束を受け取った若葉竜也は、演じた次男らしい雰囲気をまとわせつつ、「とても楽しい撮影でした。完成を楽しみにしております。」とコメント。そして、次に長男を演じた池松壮亮にカメラが向けられると「素晴らしい作品、素晴らしいクルー、そして素晴らしい家族に恵まれて、はちゃめちゃ楽しかったです。」と、21日間の現場を振り返っている。そして一家の父親を演じた佐藤浩市は「編集がすごい大変な作品でしょう」と監督を気遣いつつ、「池松が言ったように世代の垣根を超えて、良い意味でコラボレーションがとれた」とさまざまな年代が集まった現場の雰囲気について、大満足だったことを明かしている。

次に初の石井組で、松岡とダブル主演を果たした窪田正孝は「本当にすごく楽しかったです。浩市さんをはじめ確固たる実力者のみなさんと、こうやって毎日共にすることができて、やっぱりお芝居って面白いなって改めて感じさせてもらいました。完成を楽しみにしています」と、満足げにコメント。松岡茉優が花束を受け取る場面では、スタッフが準備した真っ赤なフラワーシャワーが降り注ぐ感動的なシーンもあり、コロナ禍での撮影でもあったため「みんなで病気なく、最後までこれたのは誰かに見守られてたんだなと思う。同じ方向を向いて、石井監督が引っ張る船に乗っている感じが、最高に楽しかった21日間でした」と心からの感謝の意を表しつつ、自身が演じた花子が好きな“赤色”のお花をスタッフ・キャストへのプレゼントとして準備する心遣いも見せている。

最後に、石井裕也監督は「本当にお疲れ様でした!!」と頭を下げると、製作期間が短かったことに対して「かなりはちゃめちゃな映画だったと思う」と本音をもらすも、「みなさんには通常以上のご苦労とご負担をかけたと思いますが、撮れた絵はそういう無謀なことをしたということを、微塵も感じさせない勢いのあるものになっていると確信しています。仕上がりに対しても任せてください。自信があるので」と、キャストをねぎらうとともに手応えも見せている。

「愛にイナズマ」は、騙されて大切な夢を奪われた花子と正夫が運命的な出会いを果たし、どうしようもない家族の力を借りて、ウソとごまかしに満ちた社会に反撃を仕掛ける物語の作品。誰もが本音を隠した鬱屈とした社会の中で、不器用でも精一杯生きる人々を、愛と希望とユーモアをちりばめながら描き出す。石井裕也が、自身のオリジナル脚本をもとに監督。松岡茉優と窪田正孝がダブル主演を務め、佐藤浩市、池松壮亮、若葉竜也らが出演している。

【作品情報】
愛にイナズマ
2023年10月27日(金)全国公開
配給:東京テアトル
©2023「愛にイナズマ」製作委員会

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