死刑見直しを考える 57年前に事件があった静岡市清水区で袴田巌さんの姉・ひで子さんが講演

死刑が確定した裁判のやり直しが始まった袴田巌さんの姉・ひで子さんが11月4日、静岡市清水区で死刑の見直しを考える研修会で講演しました。

袴田巌さんを支援する団体が開いた研修会では、姉・ひで子さんが、袴田さんと拘置所で面会した際の様子を語りました。

(袴田巌さんの姉 ひで子さん)

「『きのう処刑があった。隣の部屋の人だった。お元気でって言って行った。みんながっかりしている』と一気に言った。そういうことがあって、『電気を出す奴がいる』とか言うようになった。48年も、あの中(拘置所)に入っていたら、まともでいようという方がおかしい」

弁護団の小川秀世弁護士は、捜査機関によってねつ造された証拠があったと主張し、えん罪により死刑判決が下されることもあるとして、死刑制度の見直しを訴えました。

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