【新日本】ヒロムが石森を撃破しV7達成!1.4ドームでの次期挑戦者にデスペラードを逆指名

新日本プロレスは11月4日(土)、大阪・大阪府立体育会館(エディオンアリーナ大阪)にて『POWER STRUGGLE ~SUPER Jr. TAG LEAGUE 2023~』を開催した。

『POWER STRUGGLE ~SUPER Jr. TAG LEAGUE 2023~』
日時:2023年11月4日(土) 15:30開場 17:00開始
会場:大阪・大阪府立体育会館(エディオンアリーナ大阪)
観衆:4,046人(満員)

セミファイナルではIWGP ジュニアヘビー級選手権試合が行われ、王者高橋ヒロムに石森太二が挑戦。

石森は今年の『BEST OF THE SUPER Jr.』公式戦でヒロムとの試合中に頚椎を負傷し、長期欠場となっていた。

今回はそのリベンジマッチとあって気迫を込めた試合を披露。

王者ヒロムをブラディークロスで追い込む。

しかし、ヒロムも王者としての意地を見せ、最後はヒロムロールを連発させ執念のフォールを奪って見せた。

<試合結果>

▼第9試合 60分1本勝負
IWGP ジュニアヘビー級選手権試合
<第93代チャンピオン>
高橋 ヒロム 〇
vs
<チャレンジャー>
石森 太二 ×
20分38秒 名も無きヒロムロールPART2

※ヒロムが7度目の防衛に成功

IWGP ジュニア王者として、また他団体を渡り歩き話題を振りまいていた人物として、今年のMVP級の活躍を見せた高橋ヒロムがさらなる防衛ロードを突き進むべく、1・4東京ドームでの次期挑戦者としてエル・デスペラードを逆指名。

指名を受けたデスペラードも姿を見せ、逆指名を受諾し、両者の1・4東京ドームでの対戦が決定的となった。

➡次ページ(試合後バックステージコメント)へ続く

■試合後バックステージコメント

ヒロム「痛え…痛え…(※と言いながら、祝杯用のテーブルにIWGPジュニアのベルトを立てようとするが、立たないので)ちょっと、立ててくれる人いないの? こんなに痛いのに。ちょっと! (※ようやくベルトが立ったのでイスに座ると、左肩を押さえながら)アァ…痛…アァ…痛い。もう嫌だ。石森きゅんとやりたくないよ。痛すぎる。精一杯の勝利だね。精一杯の勝利だね。でもさ、高橋ヒロムの幅がまた一つ広がった気がするよ。勝つ幅がね、一つ広がった気がする。アァ痛え……。そう言えば1年前、インクレディブルマッチの時さ、ここだよね、確か? 石森きゅんが言ったじゃん? 試合後にさ、『ヒロムに質問がある』と。『オレに人気がないのはどうして? 』って。究極の質問、アレずっと答えられなかったよね? まあ1年経った今もね、それに対する答えは見つからないんですよ。本当に人気がね、出る秘密というか秘策があるっていうならね、オレだって聞きたいよ、そんなん。そんなん聞きたいっすよ。でもさ、やっぱりさ、ファンの人はみんな思ってるんじゃないの? 石森太二がリングに上がれば凄え試合になるって。その期待感、安心感はきっとどの選手よりもあるんじゃないですかね? 石森選手、すぐには嫌だけど、またやりましょう。アァ…それからエル・デスペラード、オレはアンタとやらなきゃいけないんだよ。2023年1月4日の東京ドームで、石森、ワト、デスペラードと闘って、ワトに勝ちこのベルトを獲った。でも、石森に勝つまでこのベルトは巻きたくなかった。そして『SUPER Jr.』に優勝したワトに勝った。そして、今日、石森太二を倒して、このベルトをオレの腰に巻くことができた。さあ、あと一人、そうエル・デスペラード。1月4日、東京ドーム、相応しいだろう。最高だろう。オレと思いっきり闘おう。でも、どうした? 目が二重に見えてるって? この美しい、そして素晴らしいテンション、そして元気っ子ちゃんであるヒロムちゃんが二人に見えてる? 幸せじゃねえかと言いたいところだけど、それはキツいだろう。でも、治るんだろう? 治るんだったらキッチリ治してくれよ。最高のエル・デスペラードとして、2024年1月4日東京ドームに上がってくれ。前哨戦? そんなもん今さらいいよ、別に。別に望んではいないよ。最高の状態でタイトルマッチができるようにしといてくれよ。オレもそれまで最高の状態にしておくから。
いやあ、嬉しいね。あっ、乾杯してなかったけ!? 乾杯しよっか。どうする? (※と言いながら祝杯用の缶ビールを開ける)。しちゃう? 目合ったね、岡本さん。どうする?」

東スポ岡本記者「仕事中なんで」

ヒロム「アァ、そうか(笑)。そっか、仕事中だから。趣味で来てるわけじゃないですもんね。そうだった、そうだ。じゃあ、では、(※缶ビールを手に持ち、掲げて)7度目の防衛おめでとうございます。乾杯! (※と言って、缶ビールを飲む)。アァーーーーーツ! たまんねえぜ、オイ! 効いた、効いた、効いた! 効いたーッ! さあ、岡本さんがいるということは、決まったんですか、2023年MVP? 決まったんですか?」

岡本記者「いや、まだです」

ヒロム「コメントしましょうか?」

岡本記者「いや、選考会がまだなので。12月です」

ヒロム「あっ、まだ? あっ、そうか、そうか。慌てちゃった(笑)。慌てちゃった。そうか、まだか。えー、ヒロムちゃんのこの後のスケジュールは何だ? あっ、そうだ! デーデー…DDTがあるんだったね! 平田選手とのね! まあでもね、ノンタイトルですか? オレ、チャンピオンじゃないもんね、多分。チャンピオンじゃないと思うんだ。そうですよね?」

──でも、石森選手に勝ったということは、アイアンマンが転がり込んでくるんじゃないですか?

ヒロム「えっ、何でですか?」

岡本記者「3カウントを獲ったので」

ヒロム「だって、別に欲しいとかって、示してないですよ?」

岡本記者「でも、そういうもの……」

ヒロム「えっ!?」

──勝手に……。

ヒロム「だって、欲しいって言ってないですよ。みんな欲しいって言って、丸め込んだりしているわけじゃないですか? えっ、それでもダメなんですか?」

──まあ、公式の試合で3カウント獲ってますから。

ヒロム「えっ、それチャンピオンになっちゃうんですか?」

岡本記者「今までも物とかがなってるんで。意思は持ってないです」

ヒロム「でも、言ってないからな、欲しいっていうか、タイトル挑戦するっていうのは」

岡本記者「今までもそういう人たちが巻いたりしているベルトなんですよ」

ヒロム「マジかよ……(※と言って、ガックリとうなだれる)」

──欲しいとか言ってない机とかがチャンピオンになってますから。

ヒロム「……皆さん、今がチャンスです。オレ、動かないんで、全然カバーしてもらって構わないです」

──でも、レフェリーが……。

ヒロム「あっ、レフェリーがいないとダメなの? オーイ! レフェリーーッ! アイアンマン王座始まるって、レフェリーーッ! 誰かーッ! チクショー……。(※立ち上がりながら)まあでも、今この場にベルトがないってことは、まだオレはチャンピオンじゃないって思いますよね。ねえ、今のところはね(※と言って、また缶ビールを飲む)。じゃあ、なんかチャンピオンじゃないうちに帰るんで(※と言って、IWGPジュニアのベルトを持って帰ろうとする)」

──さっきそこで渡しそ~にしてた人は、チラッと見かけたんですけど。

ヒロム「そうなんですか? でも、オレはもらってないんで」

──逃げてください(笑)。

ヒロム「オレはチャンピオンじゃない。チャンピオンじゃないよ~(※と言いながら、そそくさと引き上げる)」

石森「アァァ……クソッ! (※と叫んで、ヒザを着く)。もうなんも言葉が出てこねえけどよ、あの日の結末がこの現実なら、この結果は石森太二の復帰戦として良かったんじゃねえのか? 結果がどうであれ、止まっていた時計の針は動き出したんだからよ。また立ち上がればいいんだろ? 分かってんだよ(※と言って、立ち上がる)。ということで、今日は、ここまでに…しといてくれ」

<写真提供:新日本プロレス>

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