ロシアがSLBM発射実験 最新原潜、極東に着弾

ロシアがSLBMの発射実験を行った2009年12月、ノルウェー北部の上空で観察されたミサイルと思われる光(ロイター=共同)

 ロシア国防省は5日、新造された最新の戦略原子力潜水艦「アレクサンドル3世」から潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の発射実験を実施し成功させたと発表した。通信アプリで発射時の映像も公開した。

 白海の水中から、米国のミサイル防衛(MD)網突破が可能とされる射程8千~9千キロのSLBM「ブラバ」を発射し、複数の弾頭が予定通り極東カムチャツカ半島に着弾した。

 SLBM16発を搭載するアレクサンドル3世は完成後の試験航海中で、近く実戦配備される。(共同)

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