立民の菅直人元首相が不出馬表明 衆院選、後継に武蔵野市長

東京都武蔵野市で開いた記者会見後に松下玲子市長(左)と握手する立憲民主党の菅直人元首相。次期衆院選への不出馬を正式表明した=5日午後

 立憲民主党の菅直人元首相(77)=衆院東京18区=は5日、都内で記者会見し「次期衆院選に選挙区から立候補しない」と正式表明した。高齢であることを踏まえ「もっと若い人にチャレンジしてもらいたい」と理由を述べた。自身の後継として、選挙区内の武蔵野市の松下玲子市長(53)を擁立し、手続きを進める意向を示した。

 菅氏は今後も政治との関わりは持ち続けると強調。ただ別の小選挙区や比例代表からの出馬の可能性については「現時点では考えていない」と答えた。

 松下氏は集会で「菅氏の思いを継ぎ、政治を大きく変化させたい」と出馬への意気込みを表明した。現在無所属で、市長辞職後に立民に公認申請する方向。

菅直人元首相

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