ユナイテッドで不振を極めるアントニー、1月に同胞ストライカーとトレードか

写真:いまだ公式戦でノーゴールと苦しむアントニー

マンチェスター・ユナイテッドに所属するブラジル代表FWアントニーに、1月移籍の可能性が浮上した。イギリス『デイリーミラー』電子版が伝えている。

マンチェスター・ユナイテッドは今シーズン、得点力不足に苦しんでいる。特にアタッカー陣の不振は顕著で、昨シーズンの公式戦通算で30ゴールを挙げたマーカス・ラッシュフォードはわずか1ゴールにとどまり、アントニー・マルシャルとアレハンドロ・ガルナチョもカップ戦で1ゴールずつを挙げたのみ。今夏、加入したラスムス・ホイルンドはUEFAチャンピオンズリーグで3ゴールを挙げているが、プレミアリーグではいまだノーゴールと苦しんでいる。アントニーにいたってはいまだに公式戦で1ゴールも挙げられていない。

こうした状況を受け、クラブは1月の移籍マーケットでストライカーの獲得を目指しているという。ブレントフォードのアイヴァン・トニーやナポリのヴィクター・オシムヘンらが候補に挙がっているが、彼らを完全移籍で獲得するのは多額の資金が必要になり、ファイナンシャル・フェアプレーに接触する可能性がある。

そこで新たに獲得候補としてリストアップされているのが、フラメンゴに所属する「ガビゴル」ことガブリエウ・バルボサだ。そしてガビゴルの獲得に向け、アントニーのローン移籍をフラメンゴ側に提案する可能性があるという。

現在27歳のガビゴルは今シーズンのフラメンゴにおいて公式戦通算18ゴールを記録。契約は2024年末までとなっているため、移籍金は2000万ポンド(約36億8360万円)とトニーやオシムヘンに比べると割安だ。

また、フラメンゴ側もアントニーの獲得に関心を示しているようで、ガビゴルの交渉の一部としてローン移籍で彼を受け入れることに前向きだという。

ガビゴルに対してはミランも関心を示しているとされており、また昨年1月にはウェストハムも契約交渉を行ったものの、移籍には至らなかった経緯がある。マンチェスター・ユナイテッドが彼の獲得に乗り出したとしても、争奪戦になる可能性は高い。

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