踏切事故で34歳男性死亡、福島 JR東北線、つえつき転倒

福島県警本部

 5日午前9時10分ごろ、福島市郷野目師々田のJR東北線踏切で、近所に住む職業不詳橋本孝さん(34)が貨物列車にはねられた。病院搬送後、死亡が確認された。福島署によると、付近の複数の防犯カメラを解析した結果、橋本さんはつえをついて踏切内に入り、何かにつまずくように転倒し、起き上がれないまま事故に遭ったとみられる。

 遮断機は転んだ後に下りた。貨物列車は橋本さんを発見しブレーキをかけたが、間に合わなかった。橋本さんは近くのアパートで1人暮らしをしており、買い物の帰り道だったとみられる。

 つえは視覚障害者が使う白杖ではなかった。署が事故の詳しい原因を調べている。

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