中国でハンセン病元患者を支援 日本人、北京の大使館で講演

講演する原田僚太郎さん=5日、北京市(共同)

 【北京共同】中国でハンセン病元患者へのボランティア活動を支援する非政府組織(NGO)「JIA(家)」の創設に関わった原田僚太郎さん(45)が5日、北京の日本大使館で講演した。元患者との交流を通じて「誰もが限りある体で自分の命の形を生きる」大切さを学んだと語った。中国人ら約150人が参加した。

 大学生時代に広東省で元患者らが生活する地区で奉仕活動をしたことをきっかけに、JIAを設立した。トイレ設置を通じて元患者との距離を縮め「作業を終え、一緒に元患者と酒を飲むと、互いに笑いが絶えなかった」と振り返った。

© 一般社団法人共同通信社