ファジアーノ ホーム最終戦飾れず 秋田に0―2、9位以下確定

 サッカーJ2ファジアーノ岡山は5日、岡山市のシティライトスタジアムで今季のホーム最終戦に臨み、秋田に0―2で敗れた。勝ち点57(13勝18分け10敗)の11位で、過去最高だった昨季の3位から大きく後退する9位以下が確定した。

 ファジアーノは前半ロスタイムに先制を許し、後半9分に追加点を献上。その後の反撃も及ばず、最後までゴールを割れなかった。

 J1昇格プレーオフ圏(6位以内)進出の可能性は3日に消滅したが、スタジアムにはサポーターら8985人が来場した。試合後のセレモニーで、木山隆之監督が「優勝という目標を掲げたが、かけ離れた成績に終わり本当に申し訳ない。チャレンジをやめず前に進み、この経験を力にする」とあいさつ。柳育崇主将は「皆さんの応援がパワーになり、エネルギーになった」と感謝を述べた。

 ファン歴6年の男性会社員(36)=岡山市中区=は「結果は残念だが、J1昇格への闘志はシーズンを通じて伝わってきた。来季こそ最高の景色を見せてほしい」と期待した。

 ファジアーノはリーグ最終戦の12日、アウェーで金沢と対戦する。

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