コロナ禍の在籍出向での雇用維持助成を廃止

労働政策審議会職業安定分科会はこのほど、厚生労働省が提示した雇用保険法施行規則を改正する省令案を了承した。産業雇用安定助成金の「雇用維持支援コース」について、10月末で廃止することを決めた。

同コースは、労働者の雇用を在籍出向で維持する出向元・出向先事業主に賃金などの一部を助成。2021年2月にコロナ特例として創設されたが、感染症の位置づけが5類に引き下げられたほか、雇用情勢が持ち直していることから、提出済みの出向計画を経過措置として認めた上で廃止に踏み切った。

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