茨城・土浦花火競技会 菊屋小幡花火店が最高賞 10号玉は山崎煙火製造所

内閣総理大臣賞の菊屋小幡花火店・小幡知明社長=土浦市城北町

茨城県土浦市の桜川畔で4日に開かれた第92回土浦全国花火競技大会(同実行委主催、茨城新聞社など後援)の審査結果が5日発表され、スターマインの部優勝の菊屋小幡花火店(群馬県)が最高賞の「内閣総理大臣賞」に輝いた。10号玉の部は山崎煙火製造所(つくば市)が優勝。創造花火の部は北日本花火興業(秋田県)が優勝した。表彰式が土浦市内のホテルで開かれ、大会会長の安藤真理子市長らから入賞者に賞状が贈られた。

内閣総理大臣賞に輝いた菊屋小幡花火店の小幡知明社長は「上毛カルタの札をモチーフに風神と雷神を花火で表現した。これからも精進していきたい」と謝辞を述べた。審査委員長の三宅淳巳横浜国大大学院教授は「平和や希望、愛などのテーマが多数見受けられ、花火でも多様性が意識されていた。来年はさらに感動的な花火を待っている」と語った。

大会は4日午後6時過ぎに、10号玉が上空で開かず地上で破裂するトラブルがあり一時中断したが、安全を確認し再開した。

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