5日に行われたプレミアリーグ第11節ニューカッスル戦に0-1で敗れたアーセナル。
ミケル・アルテタ監督は相手の得点が認められた判定に怒りを露わにしていた(動画6分から)。
ゴールラインを割っていたか否か、ゴール前でDFガブリエウ・マガリャイスに対するファウルやオフサイドがなかったかは際どいものだったが、VARは得点を認めている。
試合後、アルテタ監督は「負けたのは判定のせいだ。これは恥ずべき。恥辱だ」、「起きたこととゴールが認めらたのは恥ずべきこと。20年もこの国にいるが、いまは恥ずかしい。絶対的恥辱」などと発言。
そうしたなか、アーセナルは指揮官の発言を支持するとの声明を発表した。
容認できない判定とVARのミスがあったとして、PGMOL(英国プロサッカーの審判責任機関)に対して判定基準の早急な是正を求めている。
ただ、元イングランド代表DFジェイミー・キャラガーは、「ニューカッスルの得点に対するアーセナルの声明と審判&VARへの不満はやりすぎ」とのメッセージをXに投稿。
『Sky Sports』の番組内ではこうも述べていた。
「ミケル・アルテタが情熱的で正直で感情的なことは最高だった。VARに不満という点では同意できなかったがね。
3回チェックが行われたことは理解しているし、それでも得点は認められた。
ただ、アルテタとアーセナルがあのゴールのどこに不満なのかは途方に暮れるね。
(PGMOLのトップである)ハワード・ウェブの立場やVARになってみろ。彼らはボールがインだったのかアウトだったのかは決定的には分からず、ピッチ上の判定は試合続行だった。
だから、彼らはそれに従わなければいけない。
ボールがペナルティエリア内に入った(その直後のプレー)。あれはファウルだったか?おそらく、五分五分だ。ただ、ひどい判定ではない。
私はセンターバックだったので、ガブリエウにはこう言う。『君はもっと強くなるべき』だと。
最後はオフサイドと判定されなかったことだ。密集していたので、VARが確認できる角度やカメラがなかった。
で、VARや審判団にどうしてほしいんだ?ピッチの全てをカバーするカメラアンクルが欲しいか?議論としては分かる。
審判団がやりやすいように改善できないか?
とはいえ、今回のは、流行りに乗って、VARやストックリー・パーク(VAR本部)の人間を叩くようなものではない。それは正しくないからだ。
得点後に(取り消しになるような)決定的なものは何もなかった。だから、得点にしなければいけない。それで終わりだ」
今回の判定は大騒ぎするようなものではなく、アーセナル側の不満には同意できないようだ。
なお、キャラガーは現役時代にリヴァプール一筋でプレーした選手。