ケーキカットならぬ「ジャンボシウマイカット」も!?横浜「崎陽軒本店」でできること大調査!〜シウマイ食べ放題・結婚式・アフタヌーンティー・レアなお土産まで〜

横浜の味としておなじみの「崎陽軒(きようけん)」。その名を聞いて思い浮かべるものといえば、やはりシウマイですよね。しかし、「崎陽軒本店」では、シウマイ以外の楽しみや、驚愕のサービスがあることをご存知でしょうか? 食べ放題やアフタヌーンティー、ユニークなオリジナルグッズに、まさかの結婚式まで。知れば知るほど楽しい「崎陽軒本店」で、“できること”を調べてきました。

「崎陽軒本店」は、横浜駅の東口からすぐ!

崎陽軒といえば、駅構内やデパ地下など比較的コンパクトな店舗をイメージしますが、崎陽軒本店はどどーんと8階建て。横浜駅・東口の階段をあがり、横浜中央郵便局の向かいに位置しています。

クラシックな雰囲気と重厚感ある外観に少々緊張しつつも、中に入ればすぐにホッとする光景が。駅弁などを取り扱うおなじみのショップがお出迎えしてくれます。

「なるほど。本店って、ショップがちょっと広めで休憩できるようなカフェがあるだけね」とお思いのみなさま。残念ながらそれは不正解です。もちろん広めのショップでゆったりとお買い物もできますが、地下1階から2階までに4店舗の飲食店があり、それも全店舗とにかく個性豊か。ということで、まずはどんな店舗があるのかをご紹介しましょう。

【地下1階】本店だからこそ!シウマイ食べ放題の「亜利巴″ 巴″」

地下1階にあるのは、ビアレストラン「亜利巴″ 巴″(アリババ)」。

崎陽軒のビアレストランということで中華系の内装なのかと思いきや、なんだかエキゾチック! 中東のバザールをイメージしているそうで、ワイワイガヤガヤと賑やかな雰囲気です。

このお店で注目すべきは、なんといってもランチバイキング。一見普通のバイキングのようですが、崎陽軒らしさが炸裂するのはこの大きなせいろ。中にはぎっしりと「昔ながらのシウマイ」が入っています。これは、「シウマイ弁当」の中に入っているのと同じもの。あの味が食べ放題だなんて、さすが本店です。

和洋折衷さまざまなメニューが約30種類並んでおり、麻婆豆腐やカレー、ピザといった定番から、「焼き鮭すだちおろしソース」、「金目鯛と山菜の混ぜご飯」など、バイキングではあまり見かけないようなこだわりメニューも多くあります。というのも、仕入れによってメニューが変わるそうで、どんな料理が並ぶかはその日のお楽しみ。ローストポークのソースが変わったり、食べている途中で新たなメニューが追加されたりと、その日その時間ごとに楽しみがあるのだとか!

90分食べ放題

【平日】11:30~15:00(14:00入店終了・14:30料理提供終了)

●大人(中学生以上)/2500円(税込み)

●小学生/1400円(税込み)

●幼児(4歳以上)/700円(税込み)

【土日祝】11:30~15:30(14:30入店終了・15:00料理提供終了)

●大人(中学生以上/2700円(税込み)

●小学生/1600円(税込み)

●幼児(4歳以上/800円(税込み)

夜の時間帯は、ランチと同じ大きなせいろに110個ものシウマイがギチギチに詰まった「昔ながらのシウマイ贅沢盛り」というメニューもあります。インパクト大!

●昔ながらのシウマイ贅沢盛り

110個 9,700円(税込)

55個 4,850円(税込)

【亜利巴″ 巴″】

住所:横浜市西区高島2-13-12 崎陽軒本店B1階

電話:045-441-8720

HP:https://kiyoken-restaurant.com/alibaba/

【1階】優雅に過ごしたいときに! ティーサロン「アボリータム」

©︎ 崎陽軒

1階の正面玄関から入ると、ショップの目の前に広がるのがこのティーサロン「アボリータム」。ホテルのラウンジのような内装で、落ち着いた雰囲気が漂います。紅茶の種類が多く、軽食やデザートなどメニューも豊富。人通りの激しい横浜駅近くで、知っておくと便利なお店のひとつかもしれません。

※写真は2名様分のイメージです ©︎ 崎陽軒

そんな「アボリータム」では、名物ともいえる大人気メニューが存在しています。それが、このアフタヌーンティーセット。

ケーキやスコーン、サンドウィッチに、ワンドリンクがついて2,200円(税込)という価格も魅力的。まさか崎陽軒でアフタヌーンティーが楽しめるとは……! メニューは月替わりで数量限定です。このセットを注文したい方は、予約をお忘れなく。

アボリータム

住所:横浜市西区高島2-13-12 崎陽軒本店1階

電話:045-441-8765

●アフタヌーンティーセット

1名 2,200円(税込)ワンドリンク付

※数量限定

※アフタヌーンティーは、11:30よりスタート

HP:https://kiyoken-restaurant.com/arboretum/

【2階】本場の味を!イタリア料理 「イルサッジオ」&中国料理「嘉宮」

©︎ 崎陽軒

2階へあがると、また少し雰囲気が変わります。ここには、普段のランチやディナーはもちろん、贅沢したいときや大切な日にもぴったりな2軒のお店が並んでいます。

手前には、パスタやピザ、コース料理にワインと、ナポリの伝統料理が味わえる「イルサッジオ」。

©︎ 崎陽軒

その奥には、広東料理をベースとした本格中華が楽しめる「嘉宮(かきゅう)」と、気分やシーンに合わせて選べます。

崎陽軒でイタリアンが食べられるという意外性もたまりませんが、やはり「シウマイの崎陽軒」が手掛ける中華料理も外せませんよね。崎陽軒本店には、人に教えたくなるようなレストランがそろっていたのでした。

イルサッジオ

住所:横浜市西区高島2-13-12 崎陽軒本店2階

電話:045-441-3331

HP:https://kiyoken-restaurant.com/h_ilsaggio/

嘉宮

住所:横浜市西区高島2-13-12 崎陽軒本店2階

電話:045-441-3330

HP:https://kiyoken-restaurant.com/h_kakyu/

崎陽軒で宴会ができる!?

ショップやレストランは、地下1階から2階まで。その上の階はどうなっているのかというと……。

まるでホテルのようなロビーとともに、シャンデリアが眩しい宴会場や会議室などがあり、さまざまな用途で利用できるようになっています。個室での宴会はもちろん、立食なら300名まで入れるパーティーなど、その対応力はとても高くて柔軟。展示会やイベントなどもできるのだとか!

さらに驚くのはここから。「崎陽軒本店」でできること最大の衝撃的なサービスは、この扉の向こうにあるのです……!

衝撃の事実!「崎陽軒本店」には、アレがある……!?

その正体はというと……なんとチャペル!

そうなんです。この「崎陽軒本店」では、結婚式ができるのです!

英国の伝統様式を取り入れた本格的なチャペルで、やさしい木のぬくもりの中に、凛とした美しさも感じます。椅子など調度品もイギリスから取り寄せているそうで、崎陽軒の本気とおもてなしの心が伝わってきます。

ここで挙式をする人の多くは、やはりシウマイファンなのだそう。シウマイグッズを自作してドレスにつけたり、「お父さんが出張のたびにシウマイ弁当を買ってきてくれて……」と幼少期の素敵な思い出があったりと、ほっこりするようなエピソードが多いのも崎陽軒ならでは。

1日1組で、“式でやりたいこと”の自由度も高く、ケーキカットならぬ「ジャンボシウマイカット」ができるなど、自分色の挙式をしたい人にぴったり。参加者全員の思い出に深く残る結婚式になることでしょう。

ちなみに、結婚式で繋がったこの縁は、子どものお宮参り後の食事会、両親の喜寿のお祝い、旦那さんの会社の忘年会の宴会など、人生のさまざまなシーンでずっと続いていくそうです。崎陽軒が長年地元で愛され続けている理由が、ここにもあるような気がします。

広報さんおすすめのお菓子を聞いてみた

さて1階に戻り、改めてショップをのぞいてみましょう。

季節限定のシウマイやカレーといったレトルト食品もあり、売り場をウロウロするたびに「こんなのあるの!?」と思わず手に取ってしまうものばかり。

その中でも特に気になるのが、お菓子。「崎陽軒ってお菓子もあるのか……」と、その幅広い品揃えに驚きます。あれこれ気になってしまうので、崎陽軒のすべてを知る人に聞くのが一番!と、広報さんにおすすめのお菓子を聞いてみました。

「すべてがおすすめではありますが、個人的によく購入するのは、こちらの2点です」と教えてくれたのが、この「三文治(さんもんち)」。広東語でサンドウィッチを意味する言葉だそうで、中華菓子に洋風テイストをプラスした崎陽軒のオリジナル菓子です。

小豆あんとクリームチーズをミルフィール仕立てにして、バター風味の生地でサンド。上品な甘さで食べやすく、バターやクリームチーズのコクも感じる絶妙のバランスです。

実は、今回教えていただいたことにより、筆者も「三文治」を購入する機会が増えました。販売している店舗が限定されているため、気軽に購入できないという難点があるのですが、その分差し入れなどで持っていくと「初めて見た!」「さすが!」と喜ばれ、鼻高々になれるお菓子です。

もう一品は、「横濱パイナップルケーキ 黒糖」。元々は、NHK連続テレビ小説「ちむどんどん」の舞台となった横浜市鶴見区とのプロジェクトの一環で誕生したものですが、好評だったために販売終了後に再販を果たしたという人気のお菓子です。使用しているパイナップル果汁と黒糖は、もちろん沖縄県産。バターを感じるしっとりとした生地に、甘酸っぱいパイナップルの風味と黒糖がマッチしています。1個から買えるそうで、この手軽さもいいですよね。

●三文治(さんもんち)

※一部店舗限定

8個入1,050円(税込)

●横濱パイナップルケーキ 黒糖

1個180円(税込)

6個1,080円(税込)

※画像は、改定前の価格となります。

楽しくなっちゃうオリジナルグッズも必見!

さらに楽しいのは、崎陽軒のオリジナルグッズ! ショップにはグッズでコーディネイトしたマネキンさんもいます。

シウマイ弁当のロゴなどが入ったハンドタオルや、バスタオルのセット、ひょうちゃんの刺繍が入ったマスクなど、毎日の生活で使い勝手のいいものをはじめ……

胸元のデザインがシウマイ弁当という凝りに凝ったデザインのTシャツ、見つめるだけでもお腹がすいてしまいそうになるポーチなど、崎陽軒愛がダダ洩れしちゃうグッズが盛りだくさん。このポーチは、発売当初から大人気だったそうで、3個まで購入することができます。なぜ見つめるだけでもお腹がすきそうになるのかというと……ポーチの中にはリアルなシウマイがプリントしてあるから! ぜひ実物をチェックしてくださいね。

また、ウェディング限定の「ジャンボシウマイカット」を、自宅でも体験できる「おうちでジャンボシュウマイ mini」(要予約)なんていう製品もあります。大きなシウマイの中から、22個の小さなシウマイがコロコロとあふれ出てくるため、大勢が集まるときにはかなり盛り上がりますよ~!

●抗菌防臭加工ハンドタオル(今治タオル)各850円(税込)

●抗菌防臭加工ひょうちゃんバスタオル&フェイスタオルセット(今治タオル)2,980円(税込)

●ひょうちゃん 防御フィルター入り ハイドロ銀チタン®マスク 1,320円(税込)

●ドライTシャツ 大人用2,400円(税込)、子供用2,200円(税込)

●昔ながらのシウマイポーチ/シウマイ弁当ポーチ 各1,800円(税込)

●おうちでジャンボシウマイ mini 3,700円(税込)

食べ放題から結婚式まで、ビルまるごと楽しい「崎陽軒本店」。一歩足を踏み入れれば、今まで知らなかった崎陽軒ワールドをたっぷりと体感できることでしょう!

崎陽軒本店

住所:横浜市西区高島2-13-12

[Photos by koume]

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