ヘンドリックスとゴームスがカブス残留へ 球団がオプション行使

日本時間11月6日、カブスはカイル・ヘンドリックスとヤン・ゴームスの両ベテランの来季オプションを行使したことを発表した。現在33歳のヘンドリックスは4年5550万ドル、現在36歳のゴームスは2年1300万ドルの契約が終了し、来季は球団側に選択権のあるオプションとなっていたが、カブスがオプションを行使したことにより、ヘンドリックスは年俸1650万ドル、ゴームスは年俸600万ドルで来季もカブスの一員としてプレーすることが決まった。

ヘンドリックスは右肩の故障で昨年7月上旬から離脱していたが、今年5月下旬に戦列復帰を果たすと、24試合に先発して137イニングを投げ、6勝8敗、防御率3.74、93奪三振を記録。与四球率1.77と抜群の制球力は健在で、球威には欠けるものの、巧みな投球術で相手打者を翻弄してアウトを積み重ねていった。現在のカブスにおいて、2016年のワールドシリーズ制覇を経験している唯一の選手でもある。

一方のゴームスは昨季までの正捕手ウィルソン・コントレラスがチームを去ったことにより、正捕手格として起用されるようになり、キャリアで2番目に多い116試合に出場。勝負強い打撃を見せ、打率.267、10本塁打、63打点、1盗塁、OPS.723をマークした。盗塁阻止率29%(メジャー平均は19%)と強肩も健在で、攻守両面でコントレラスが抜けた穴をしっかりとカバー。ジェッド・ホイヤー編成本部長は「素晴らしいシーズンを過ごしてくれた」とゴームスの働きを絶賛していた。

両ベテランはフィールド内での活躍のみならず、フィールド外でもリーダーとしてチームに不可欠な存在となっている。今季は惜しくもポストシーズンを逃したカブスだが、来季は2020年以来のポストシーズン進出に再挑戦するシーズンとなる。ヘンドリックスは先発ローテーションの一角、ゴームスは引き続き正捕手格の役割を担うことが予想されている。

The post ヘンドリックスとゴームスがカブス残留へ 球団がオプション行使 first appeared on MLB.JP.

© MLB Advanced Media, LP.