PGAツアーが所属選手のLIV予選会出場を容認 米複数メディアが報道

LIVゴルフの予選会に驚きの選手が参加する可能性も?(撮影/田辺安啓(JJ))

LIVゴルフが12月、UAEで2024年シーズンの出場権をかけた予選会「LIVゴルフ プロモーションズ」を実施することを受け、PGAツアーが所属選手の出場を容認したことを米国の複数メディアが報じた。

4日に一斉に報じられた内容をまとめると、PGAツアーの広報担当は予選会自体について同ツアーの“非公認大会”に該当しないと説明。現時点で容認するのは予選会への出場に限られ、通過した際の来シーズンへの参加は含まれていないようだ。

一方で「イベント(予選会)の詳細が変更された場合、この分類は変わる可能性がある」と加えているという。

PGAツアーはこれまでLIVに出場した所属選手について出場停止処分を下すなど敵対姿勢をとってきたが、今年6月にDPワールドツアー(欧州ツアー)と共同で和解を発表。両ツアーはLIVを支援するサウジアラビア政府系のファンド、PIF(パブリック・インベストメント・ファンド)の投資により関連事業の権利を統合する新団体を設立する方針を示している。

予選会は12月8日から3日間の日程で行われ、上位3選手に24年シーズンの出場権が付与される。出場資格は世界主要ツアーのランキング上位からアマチュアの戦績まで多岐にわたり、日本ツアーも対象に含まれている。

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