シューズマニア室井、セールスプランナー塩田、編集部員柴田のGDO社員トリオが、新作のシューズをゴルフ場でテストし品評する風物詩的な企画(2023年秋冬モデル編)。今回はリッキー・ファウラーがトレーニングで使用するプーマの「アルファキャット ニトロ ディスク」をPick Up!
足裏が際立つソールデザイン
【塩田】
プーマのゴルフシューズといえば「アルファキャット」ですが、前作からさらにアップデートされました。やはり、このソールのデザインと配色は目立ちますね。“映える”こと間違いないです。
【室井】
フィニッシュで足裏が際立ちますよね。
【柴田】
前作もカラー展開が多かったですが、今回もレースタイプが7色、ディスクタイプが6色展開です。人とかぶりにくいのはうれしい。
【室井】
デザインも大きく変わって、前作のソフトな色合いから割と攻めたカラーリングになったので、第一印象からだいぶ変わりました。
驚きのキャンペーン
【室井】
ちなみにこの商品、「返品保証キャンペーン」をやっていたじゃないですか。
【塩田】
「飛距離が伸びなければ返品OK」っていうやつですね。プーマが公式でやっていたキャンペーンです。(※現在は終了しています)
【室井】
履く前からそのイメージが先行してしまって、「飛ばすぞぉ~」って力が入っちゃいました。
【柴田】
すごいキャンペーンですね。それだけ自信があるってことか。
安定性とグリップ力に長けるアウトソール
【室井】
履き心地も大きく変わって驚きましたね。特にアウトソールは、他メーカーがこぞって「歩きやすさ」を競っている中で、その真逆を行く感じでびっくりしました。いや、面白いです。グリップもトウのところまでしっかりあって。
【塩田】
最近はアウトソールにソフトな屈曲性を持たせるメーカーが多い中で、これはソールが一体のプレートのようになっていて、たわまないんですけど、スイング時に力が加わったときの地面反力をものすごく感じます。
【柴田】
あえて硬くしているんですよね。外側のグリーン部分が硬く、一方で内側の黄色い部分がクリスタルラバー素材になっていて少し柔らかい。そのバランスも秀逸だと思います。重さもしっかり約420g(27cm)あり、それも相まってとても安定感を感じます。
ヒールカウンターが安定性をさらにサポート
【柴田】
前作ではサイドにプーマお馴染みの“ピューマ”がいましたが、今回は“フォームストライプ(流線型のライン)”になったんですよね。これがなんでこんなに後ろについてるのかなと思ったら、ただのデザインではなく、ヒールカウンターとして役割を果たしています。メーカーのアイコンを活かした機能、面白いと思います。他のブランドのマークではできないですもんね。
【塩田】
アーチ状にかかとを包み込む構造で、しっかりホールドしているのでブレを抑えてくれるんですよね。
【室井】
左右ブレを抑えてくれると、スイングの時に体重移動がしやすいし、これは進化のポイントだと思います。
硬いつくりでも履き心地は◎
【室井】
足入れした感じは割と標準的で、どこかが変に当たるクセもないですし、万人受けする作りですね。
【塩田】
足首周りにもたっぷりクッションが入っていて柔らかくなっています。
【柴田】
ミッドソールはアウトソール同様に硬めですよね。フカフカしたタイプではなくて、しっかり高反発といった印象です。履き心地はいいですね。
サイズ感は小さめ。0.5㎝アップがお勧め
【柴田】
私、プーマはいつも0.5㎝アップするのですが、今回も0.5cmアップでジャストサイズでした。
【塩田】
私も0.5cmアップの26.5cmです。
【室井】
私も同様に0.5cmアップですね。
まとめ
【柴田】
これまでのプーマのゴルフシューズは何かに特化しているというよりは、全体的にバランスが取れた印象がありましたが、今作は安定感が際立ったシューズになりましたね。それでも相変わらずバランスはいいので、ゴルフシューズは一足で十分という方は、こういうシューズを持っておくのがいいと思います。
【塩田】
個人的には悪いところがないので、安心して履けるシューズだと思います。
【室井】
“飛ばし”にこだわりたい人に履いてほしいですね。これだけメーカーが推しているわけですし、ゴルフシューズに一定の“しっかり感”を求める方にお勧めできると思います。
3人の評価はいかに?
【動画】2023年秋冬モデル・話題の9機種を試し履き&勝手に採点!
製品スペック
●締め付けタイプ=ダイヤルタイプ
●素材=合成樹脂(ポリウレタン)、合成繊維
●重さ=420g(片足27cm)
●サイズ=25~30cm(0.5cm刻み)
●幅=EE相当
●鋲タイプ=スパイクレス