シェリル・クロウ、【ロックの殿堂】入り式典でオリヴィア・ロドリゴ/スティーヴィー・ニックスらと共演

シェリル・クロウが、2023年の【ロックの殿堂】入り式典の幕開けを華々しく飾った。

彼女の代表曲の一つである「If It Makes You Happy」のパフォーマンスには、米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”No.1アーティストで、新世代のロック・アーティストをリードするオリヴィア・ロドリゴが参加し、二人は笑顔で歌唱を行うと、ハグでデュエットを締めくくった。

クロウの盟友で俳優のローラ・ダーンによるスピーチの後、クロウは再びギターを手にし、さらに2曲を披露した。同じく殿堂入りを果たしたスティーヴィー・ニックス(クロウを「すべての女の子が憧れるべき完璧な存在」と称賛)と共に、クロウは「Strong Enough」を歌った。その後、クロウが「私のヒーローのひとり」と語るピーター・フランプトンが登場し、クロウとニックスと一緒に「Everyday Is a Winding Road」を披露した。

ロドリゴ、ニックス、マレン・モリスが出演したクロウのキャリアを振り返る動画の中で、ロドリゴはクロウのリリシズムを称賛し、「If It Makes You Happy」の「パンのカビを削って、あなたにまたフレンチ・トーストを焼いてあげた」という歌詞に焦点を当てた。「このような表現をできる人はシェリル以外いません。彼女は私が思いつかないようなことを、とても美しい方法で言葉にするんです」とロドリゴは語った。クロウもまた、前夜出演した米トーク番組『ザ・トゥナイト・ショー・スターリング・ジミー・ファロン』で、ロドリゴを“本物”と称賛していた。

クロウとのステージ後、ロドリゴは共演について米ビルボードに対し、「シェリルのステージに参加できたことは光栄でしたし、彼女が【ロックの殿堂】入りすることにとても興奮しているます!私は彼女とその素晴らしいソングライティングのの大ファンです。彼女は才能があるのと同じくらい親切で、このような伝説的な人物を祝福する一員になれたことをとても幸運に思っています」と声明で語った。

今年初め、クロウは米ビルボードに、【ロックの殿堂】入りする知らせを受けた際、どこにいたかを語っていた。「子供の野球の試合にいて、平静を装いながら、球場全体に向かって“ロックの殿堂入りした!”と叫ばないようにしていました。普通の母親でいて、興奮で爆発しないようにしていたんです」と彼女は明かしていた。クロウは受賞スピーチで2人の息子に感謝し、自身のヒーローであるウィリー・ネルソンと一緒に殿堂入りできたことは名誉だと付け加えた。

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