創業350周年記念の「開華」 佐野の第一酒造が限定発売 絹のような舌触り、鼻に抜ける長い余韻

創業350周年記念で発売する「35年古酒」

 1673年創業の第一酒造(佐野市田島町、島田嘉紀(しまだよしのり)社長)は7日、創業350周年を記念した清酒「開華」を限定発売する。

 発売するのは3種類。1988酒造年度(88年7月~89年6月)の全国新酒鑑評会出品酒を35年熟成させた大吟醸「35年古酒」、醸造から20年の大吟醸をベースに、瓶内で2次発酵させた「スパークリング」、本県の酒米・夢ささらを100%使った純米吟醸原酒「夢ささら」。

 35年古酒について同社は「絹のような滑らかな舌触りと、熟成による複雑で精緻なうま味、ふわっと鼻に抜ける長い余韻を味わえる」としている。

 ボトルのラベルには、国登録有形文化財の同社(島田家)の蔵屋敷を描いた明治時代の外観版画をモチーフにした。35年古酒はボトルプリントとなっている。

 いずれも内容量720ミリリットル。価格は35年古酒が10万円、限定50本。スパークリングが1万7500円、同100本。夢ささらが3千円、同350本。県内外の「開華」取り扱い酒販店や同社オンラインショップで購入できる。

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