西日本豪雨で廃業した西予市野村町にある酒造会社の酒蔵で5日、復興を願う演奏会が開かれ、訪れた人がピアノとバイオリンの調べに魅了されました。
西予市野村町の緒方酒造は、西日本豪雨で浸水被害を受け2018年に廃業しましたが、酒蔵は改修され、地域の文化拠点として活用されています。
5日は、松山市に住むピアノ奏者の西村大さんと、バイオリン奏者の壮さん兄弟による復興を願った演奏会が開かれ、クラシックや演劇音楽など16曲を演奏しました。
酒蔵の高い天井が生み出す独特な音色に、訪れたおよそ80人の観客は、魅了されている様子でした。
会を主催した元社長の緒方レンさんは、「今後も音楽を通じて復興の歩みや地域の賑わいを届けて行きたい」と話していました。