歌舞伎町・刺傷事件で応急処置した有名実業家に“野次馬”批判→本人反論「人として間違ったことはしていない」

(写真:時事通信)

11月5日の深夜に新宿・歌舞伎町の路上で発生した、ホストとみられる男性が女性にカッターナイフで肩を刺された事件。男性は病院に搬送されたが、命に別状はなく、女性は殺人未遂の疑いで現行犯逮捕されたという。

SNS上で、騒動の一部始終を収めた動画が拡散したこともあり注目を集めたこの事件。現場に、”有名人”がいたことも話題となっていた。

居合わせたのは、動画編集スクール「動画編集CAMP」を主催する“あおささ”こと青笹寛史氏(27)。’22年に島根大学医学部医学科を卒業し医師免許取得後、動画マーケティングの分野で活躍している実業家で、人気YouTubeチャンネル「令和の虎」にも出演している。

事件が起こった直後から、刺された男性に対し青笹氏が応急処置をしていたことがSNS上で話題に。青笹氏に対しては《かっこいい!》《救急対応、素晴らしいですね!》ととっさの行動への賛辞が送られていた。

しかし、一部には青笹氏が医学部卒業後に研修を行っていないことから“ただの野次馬”だと非難する声も。青笹氏は5日の夜に自身のXを更新し、このような批判に対し反論を行った。

《歌舞伎のホスト殺傷事件について「研修していないくせに応急処置をしていた」とちょこちょこ叩かれていますが、研修を終えていない身であることは自覚しているので、出過ぎた真似をせず、・明らかにまずい処置を周りの人が行ってしまうことを回避させる(意識があり出血もしている方に胸骨圧迫(心臓マッサージ)をしようとしてる人を止めたり)・救急隊の方が到着するまでABCDEの評価を経時的に行い、救急隊到着後速やかに引き継ぐのみでした》

青笹氏は、このように自身が行った行為を明かすほか、《自分の医師としての未熟さは認めますが、人として間違ったことはしていないと思います》ともコメント。

救急隊到着後もその場に残っているのは野次馬ではないかという指摘に対しても、《警察に残っててと指示されたからです。めちゃくちゃ動画や写真撮られていたので一刻も早く現場から離れたかったですよ》と事件現場の実情を訴えた。

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