「ちゃんと観てますよ」阪神 日本一決定の瞬間に見せた人気捕手の「礼儀正しさ」にネット感動

38年ぶり2度目の日本一に輝き、喜ぶ阪神ナイン(写真:時事通信)

11月5日に行われた「SMBC日本シリーズ2023」第7戦で、オリックス・バファローズに7-1で快勝した阪神タイガース。38年ぶり2度目の日本一を達成し、岡田彰布監督(65)は優勝インタビューで「なんとか達成できたんでね。この『アレのアレ』をね。まぁ本当満足でね」と感慨深げに語った。

両チームともに3勝3敗で最終戦を迎えた“関西対決”。0-0で迎えた4回でノイジー(28)が左翼スタンドへ先制3ランを放ち、続く5回でも森下翔太(23)、大山悠輔(28)、ノイジーが立て続けにタイムリーヒットを放ち、3点を奪ってオリックスを大きく引き離した。

優勝をつかみとる9回では、守護神・岩崎優(32)が登板。初球でいきなり頓宮裕真(26)のホームランを浴びてしまったが、最後の打者・杉本裕太郎(32)の打球をノイジーがキャッチ。悲願の日本一が決定したその瞬間、選手たちはマウンドに駆け寄って喜びを爆発させた。

いっぽうSNSでは、ベンチで支えていたある捕手の「礼儀正しさ」が注目を集めている。

選手たちが一斉にマウンドに飛び出した際、坂本誠志郎(29)が投げたキャッチャーヘルメットやグラブを長坂拳弥(29)が拾い上げる姿が映り込んでいたのだ。Xではテレビで映し出された動画をあるユーザーが拡散し、すでに136万回のインプレッションを集めている。

さらに現地観戦をした元阪神OBで球団スペシャルアンバサダーを務める糸井嘉男氏(42)がInstagramに投稿した動画でも、別アングルでこの様子が収められていた。長坂は放り出された道具を3点ほど両手で持つと、少し遅れてチームの輪に入っていった。

チームが歓喜に沸くなか、そっと仲間をフォローした長坂。そんな彼を讃える声が続出している。

《縁の下の力持ちやね!!》
《長坂道具拾うのは最高やで!》
《長坂ナイスー!》
《57番長坂選手!ちゃんと観てますよ!ほんまおめでとうございます》

日本一に輝いたチームワークを垣間見ることができ、ファンの喜びもひとしおのようだ。

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