「デザイン性が高くて生活感がない。だけど、使い勝手が良い家。」細部までこだわった3LDK→ 2LDKリノベ

Sさんご夫婦が重視したのは、デザイン性と利便性。以前の賃貸住宅の住まいで気に入っていた要素を取り入れ、理想の住まいをリノベーションで叶えました。物件探しのきっかけからリノベーションでこだわった点などについて伺いました。

■リノベ費用:約1,500万円(購入当時:築41年)
■二人暮らし|76.8㎡|3LDK→2LDK

お家探しのきっかけ| 耐震性に不安を抱き、住み替えを決意

物件購入の経緯を教えてください。

「以前住んでいたのはデザイナーズ賃貸。リノベーションされた物件でとても気に入っていましたが、古い物件で耐震基準を満たしていなかったんです。さすがに住み続けるのは怖いと思い、住み替えを考え始めました。

最初は賃貸で考えていましたが、“猫2匹と住めるおしゃれな賃貸”となると条件が絞られる。駅からものすごく遠いか、賃料がやたら高いか。それなら、中古物件を購入してリノベーションしようと思いました。」

当社での物件探しを決めた経緯を教えてください。

「他社で物件を見ていましたが、良い物件がなかったので探すのを一旦休んでいました。その時に、リノベ不動産にお世話になった友人から『すごく良かった』と話を聞いて、担当者さんを紹介してもらいました。」

理想のライフスタイルやイメージはありましたか?

「デザイン性が高くて生活感がない。だけど、使い勝手が良い家。それが目指すところでした。

あと、前の賃貸で気に入っていた要素を取り入れようと決めていました。本当に全てが僕たちの好みだったし、暮らしやすかったので、真似できる要素は取り入れようと思っていました。」

物件選びの優先順位を教えてください。

「ペット可物件とエリアです。住み慣れたこのエリアの物件にしようと決めていました。知らない土地に引っ越した後、『想像していた街と違う』と思いたくなかったからです。駅から近いこと、予算内に収まるかどうかも重視していました。」

<ペット可物件について>

Sさんご夫婦は特定のエリアで見つかりましたが、ペット可物件は母数が少ない物件のため、希望エリアで見つからないことは珍しくありません。そのような場合は、エリアなど物件に求める条件を緩めると見つかる可能性が高まります。

ペット可物件を見る上で不可欠なのがマンション規約。物件によっては頭数やペットの種類が限定されている場合も。また、WEBでは「ペット可」と書いてあっても、規約では禁止していることも多々あります。必ず規約を確認するようにしてくださいね。

何件ご覧になって、こちらの物件に決めましたか?

「前の会社も合わせると全部で6件ほど。実はこのマンション、前の会社でも内見しました。その時の物件は間取りがイマイチだったのでやめましたが、マンション自体は良かったので、気に入る物件が出たらここにしようと思っていました。外観は良いし緑豊かで、駅からも近く、周辺にはスーパーやコンビニが多数。文句なしでした。」

お家の中の、"好きな場所3つ"

以前の住まいの良さを取り入れながら、デザインと使いやすさにこだわったSさんご夫婦。ご紹介するベスト3はお二人の理想を細部まで反映しています。

BEST1【キッチン】

「イメージはお店のキッチン。業務用という感じにしたかったんです。キッチン自体の幅は2m、カウンターを含める3mほど。キッチンは既製品、カウンターは造作です。大きな冷蔵庫を置けて、二人並んでもゆとりがある広さにしました。」

「前の賃貸から取り入れたのは対面式、レンジフードの右横にあるツールフックです。

天上のウッドパネルはデザイナーさんからのご提案。リビングの無垢床・グレーの天井という組み合わせをキッチンで対比させたら面白いのでは、と提案を頂きました。」

BEST2【洗面室】

「こだわったのは動線です。洗濯物を干すために移動したくないので、洗面室内で完結するようにしました。ハンガー干しできるようにして、乾いたらすぐに収納できるように棚を作りました。

クリーンなイメージにしたくて、タイルは目地も白に。タイルはとにかくサイズにこだわっていくつもサンプルを見ました。」

BEST3【トイレ】

「壁はかなり迷いました。トイレもお店のような雰囲気にしたくて、辿り着いたのがブルーと白。白は少しグレーがかった色味にしています。

トイレの後ろのニッチは、もともと配管が通っていた部分。構造を生かしてニッチにできると聞いたのでこの形にしました。猫のトイレを置いているので、壁に猫の通り道を作りました。

ちなみに、猫の通り道はWIC兼書斎にも作りましたが、寝室には作っていません。リビングの掃除中に待機させるためです。換気で窓を開けた際、出てしまうかもしれないので、掃除中は猫たちに寝室で過ごしてもらうようにしています。」

間取り

キッチンを個室から対面式に変えて、和室をなくして一続きのリビングダイニングに。玄関すぐの洋室は仕切りを作って、WIC(ウォークインクローゼット)と書斎にしています。浴室と洗面室の配置を変え、トイレを広くしました。

お気に入り3つ以外の場所も見ていきましょう。

お部屋ツアーその1|余白を楽しむリビング

開放的なリビング。天井は躯体のコンクリートを塗装してスタイリッシュになりました。梁がソファスペースとシェルフスペースをゆるやかにゾーニングしています。

お部屋ツアーその2|仕切りで作ったWIC&書斎

洋室は仕切りで書斎とWICに分けています。WICの棚は、後から購入して設置。デスクを入口側に置けば、背後に人が通らないので集中して作業できます。 続きを読む

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