ソニー、4K業務用ディスプレイ 「ブラビア」3機種発売。 ビジネス用途に適した機能をシンプルに使えるエントリーモデル

ソニーは、オフィスや商業施設での使用に向けた4K業務用ディスプレイのブラビア「EZ20L」シリーズ3機種を発売する。

同シリーズは、業務用ディスプレイに求められる「高画質・設置性・利便性・サポート」の4つの要素を重視しながら、機能を選び抜いて、よりシンプルに使用できるよう設計されたエントリー機種群。

同社は、業務用ディスプレイ（テレビチューナー非搭載）と業務用テレビ（テレビチューナー内蔵）に今回発売の3機種を追加することで、ユーザーの用途や設置する場所、予算など多様な要望に応えるという。

同シリーズは2024年1月26日発売予定で、希望小売価格はいずれもオープン。ラインアップと市場想定価格は以下の通り。

「EZ20L」シリーズは、映像を高精細・広色域・高コントラストで描き出す高画質性能を備えているほか、横置き、縦置きに加えて傾斜設置も可能で設置性に優れているという。業務用途で必要な各種設定を簡単に行える「プロ設定」を用意しており、「信号検出による自動起動」や「本体キー/リモコン使用の制限」などの用途に応じた便利な設定をリモコン操作ですばやく実行できる。

また、3年保証を標準付帯しており、有償で5年に延長することも可能。法人向け専用の電話窓口も用意しており、また万が一故障した際には、エンジニアを派遣し、迅速な修理対応で業務をサポートする。

「EZ20Lシリーズ」の主な特長

ソニー独自技術によるビジネスのための高画質
4K高画質プロセッサーX1TM（エックスワン）が、精細感、色の鮮やかさ、コントラストそれぞれの高画質機能をより細かくコントロールして、4K映像の美しさを向上。たとえば会議室でのプレゼン資料に表示される細かな文字・図表・グラフなどを鮮明に描き出すことで情報伝達をスムーズにし、会議や打合せをより効率的に進行可能。また、サイネージ用途では商品の質感やディテール、シズル感までも表現し、商業施設やショップ、飲食店などのPR・販促活動を強力にサポート。
また、超解像エンジン「4K X-Reality PRO（4K エックス リアリティー プロ）」により、ハイビジョン画質の映像も4K画質相当の緻密さにアップコンバートして表示。元の画質に関わらずあらゆる映像を高精細化できるため既存コンテンツも活用でき、ブラビアならではの4K高画質がビジネスの幅広いシーンに貢献するという。

幅広い用途や場所に合わせて選べる柔軟な設置性 縦置き・傾斜設置に加え、スペースを有効活用できる移動式スタンドや、サイネージ効果を高める天吊り金具・イーゼル式スタンドにも対応。また壁掛けアジャスターを同梱しており、手軽に縦置き時のセンタリング設置が可能。さらに、設置時にディスプレイの正しい向きが一目で分かる設置方向ラベルを背面に貼付。よりスムーズな設置を実現。

ビジネス用途に応じたプロ設定が可能
現場それぞれの要望に応えるため、ビジネス用途に便利な設定項目を搭載。会議室のディスプレイとして使用する際に便利な「信号検出による自動起動」や、サイネージ用途に便利な「本体キー/リモコン使用の制限」など、業務用途で必要な各種設定が可能。また、PCやモバイル端末からの遠隔制御が可能なIPコントロールに対応しているほか、RS-232C制御にも対応。
また、スタンドアロン型サイネージを手軽に運用できるアプリケーション「BRAVIA Signage Free」も搭載。

法人向け専用モデルで、購入後も安心が長続き
毎日16時間以内の連続稼働が対象となる3年保証を標準付帯し、有償オプションで保証期間を5年

に延長可能。また、法人向け専用のサポート窓口を設置しており、問い合わせや修理相談も専門オペレーターが迅速に対応。万が一製品が故障した際には、ユーザーのもとへ修理エンジニアを派遣して出張訪問での修理対応を実施。

※1 長期保証5年の適用には、本体の購入と同時のお申し込みが必要

環境配慮

使用時の電力使用量を抑えるため、3機種ともに省電力設定や無操作電源オフ設定が可能。

加えて、最も大きなプラスチック部品であるリアカバーに再生プラスチック

を使用しているほか、パッケージ印刷においては、デザインを簡素化することでインクの使用量を低減。

また、従来機種では同梱していたテーブルトップスタンドを別売りに変更。同変更により、ユーザーは壁掛けなど設置環境に合わせてテーブルトップスタンドの購入を選択可能。

「EZ20Lシリーズ」専用テーブルトップスタンドは、2024年1月26日発売予定。希望小売価格はいずれもオープン。ラインアップと市場想定価格は以下の通り。

※2 生産時期によっては、再生プラスチックを使用していない場合がある