Aコース:カメラ&レンズ~映像の要となるカメラやレンズを巡るコース[Inter BEE 2023の歩き方]

映像の要となるカメラやレンズを巡るコース。今や主流となりつつある35mmフルサイズセンサーカメラと、それを活かす様々なレンズが目白押し。

01 ニコン(#5305)ミラーレスカメラ「Z 8」

ニコンが展開する新モデルは、フラッグシップ「Z 9」の高機能を小型・軽量ボディに凝縮。堅牢で信頼性が高く、風景、野鳥、飛行機、ウェディング、ポートレートなど多岐にわたるシーンに対応。映像クリエイターやフォトグラファーにとって、このカメラは機動力が高く、操作性と捕捉性能が優れており、最高の描写性能で新しい撮影体験をもたらす。

02 ブラックマジックデザイン(#6407)シネマカメラ「Blackmagic Cinema Camera 6K」

35mmフルフレーム搭載ハンドヘルド6Kデジタルフィルムカメラ。48fpsまでの6K DCI(6048×3200)、60fpsまでの4K DCI(4096×2160)、フルHDは120fpsまでの収録が可能。Blackmagic Pocket Cinema Camera 6Kシリーズとほぼ同じ大きさで、片手でハンドリングが可能だ。

レンズマウントにはLマウントを採用。変換マウントを介して様々なレンズを装着することができる。また、このカメラでは記録メディアとしてCFexpressカードおよびUSB-C接続のSSDが使用可能となった。

03 ソニーマーケティング(#6116)CineAltaカメラ「BURANO」

ソニーの新しいデジタルシネマカメラ「BURANO」は、VENICE 2に比べ33%軽量化され、8.6Kフルフレームイメージセンサーを搭載して高品質な映像を実現。先進の光学式ボディ内手ブレ補正と電子式可変NDフィルターを同時に持ち、PLマウントカメラとしては初のボディ内手ブレ補正を採用。ファストハイブリッドAFとAIによる被写体認識AFをサポートし、Eマウントレンズを使用時にはタッチフォーカスが可能。

04 富士フイルム(#2517)放送用ズームレンズ「FUJINON HZK24-300mm」

新しい放送用ズームレンズ「FUJINON HZK24-300mm」は、2つの大型センサーに対応するデュアルフォーマット方式を採用し、シネマライクな映像表現と放送用レンズの操作性を両立する。特に、浅い被写界深度を活かした映像表現が実現する。小型・軽量設計により、スポーツやライブ中継などでの機動性が向上する。

焦点距離は24-300mmで、12.5倍ズームを持つ。全長270.5mm、重さ2.95kgのコンパクトなサイズで、放送用レンズとしての操作性も確保する。肩に担いでの撮影やステディカムを利用した手持ち撮影、クレーンを使用したハイアングル撮影もできる。

05 キヤノン/キヤノンマーケティングジャパン(#2308)単焦点レンズ「PRIME Lens」シリーズ

キヤノンは新しく「RF PRIME」シリーズを展開。「EOS R5 C」や「EOS C70」などのカメラに、純正マウントアダプターを使わずに直接RF PRIMEレンズを装着可能となった。RF PRIMEシリーズは、EFマウントのPRIMEシリーズが持っていた機能を継承しつつ、動画撮影時のレンズ特性を考慮した新しい機能も追加。35mmフルサイズカメラに対応し、明るいT値や多枚数絞り羽根を持つことで、自然なボケ表現や低照度撮影が実現。

また、キヤノンのPRIMEレンズシリーズの共通設計を採用しており、レンズ交換や操作アクセサリーの使用が容易になっている。

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