広島カープ 秋季キャンプ始まる 初日から紅白戦 若手のレベルアップ図る

広島カープは、来シーズンに向けて6日からキャンプインしました。

天福球場 宮崎・日南市

石田充 アナウンサー
このキャンプなんですが、選手たち、若手中心ではあるんですが、首脳陣にこういう課題をもってキャンプに臨みますというレポートを出しているそうなんです。それをもとに課題克服するというわけです。

ドミニカカープアカデミーの右バッターも今回はメンバーに参加しています。

広島カープ 新井貴浩 監督
「楽しみですよね。若い選手がどれだけ伸びてくれるのか、楽しみです。本当、全員に期待していますし、もう彼らにとっては来シーズン始まっていますので、このキャンプ、そしてシーズンオフの過ごし方というのが、来シーズンにとってすごく大切だと思いますので、全員、どんどんアピールしてもらいたいと思います」

石田充 アナウンサー
そしてブルペンですが、黒田博樹 球団アドバイザーです。

RCC野球解説者 天谷宗一郎 さん
緊張感がありますよね。

石田充 アナウンサー
ですが、選手の話では、もうシーズン中からずっとアドバイスを受けてきているので、黒田さんがいるからという特別感がいい意味でなくなってきているということもあるそうなんですね。入団前には「黒田さんがあこがれの存在」と言っていた 河野佳 投手、来季の飛躍に向けて楽しみな秋になっています。

キャンプ初日から紅白戦

そして、いきなり初日に紅白戦が行われまして、紅組先発が去年のドラフト1位指名・斉藤優汰 投手(19)でした。

天谷宗一郎 さん
ストレートはしっかりと投げ切れています。今のもインコースのボールでしっかりと詰まらすことができています。

石田充 アナウンサー
ランナーを背負ってのピッチングだったんですが、新井監督も「球の力強さはあった」と、マックスは152キロを計測。3回(被安打1、奪三振3)1失点のピッチングでした。

広島カープ 斉藤優汰 投手
「ここ最近だと一番、まっすぐの感じもよかったですし、ちょっと変化球とかはまだまだ精度が足りないと思うんですけど、いろいろ課題とか見つかったので、いい登板になったかなと思います」

石田充 アナウンサー
一方、白組の先発は、2年前のドラフト1位指名・黒原拓未 投手(23)でした。こ5イニングを投げたんですが、テーマがきょうはあったそうで、最も自信のある変化球カットボールは使わずにどれだけ抑えられるかということだったんです。

天谷宗一郎 さん
そうとう引き出しが増えたと思うんです。カットボールを使わないことによって、カットボールのありがたさ・使い方っていうのもわかってきたんじゃないかなと思います。

石田充 アナウンサー
5回(被安打3、奪三振6)1失点でした。

一方、野手陣。アピールしたのは、矢野雅哉 選手(24)のバッティング。

天谷宗一郎 さん
ナイスバッティングです。もう守備は言うことないですから、矢野選手は打つ方を。そういう意味では初日からいいアピールができたんじゃないかなと思います。

石田充 アナウンサー
そして、このチャンスで1本打ったのは、大阪観光大学出身のルーキー・久保修 選手(23)でした。

天谷宗一郎 さん
ナイスバッティングです。

石田充 アナウンサー
天谷さんもずっと注目してきたんですが、外野手登録なんですが、秋からセカンドに挑戦。

天谷宗一郎 さん
これね、久保選手のような中長距離の右バッターがセカンドにいることによって、
選手起用の幅が大きく広がると思うんですよね。非常に楽しみですね。

石田充 アナウンサー
いろんなくやしい守備の機会もあったと思うんですが、ダブルプレーも獲るということでいろんな引き出しが増える久保選手に注目です。

ことし、ブレークしかけた 田村俊介 選手(20)。9月に試合中の骨折があったんですが、元気な姿を見せてくれています。

天谷宗一郎 さん
ナイスバッティング。田村選手の足。伸びるライナー性の打球を打っています。

石田充 アナウンサー
紅白戦は1対1という結果だったんですけども、いきなり初日からですからね。

天谷宗一郎 さん
本当に新井監督が言うようにどれだけアピールできるか。ただ、そんな中で体だけじゃなくて、頭も使いながらやらなきゃいけないと思うんですが、“レポート” があるので、そういった意味では昔とまたキャンプが変わってきているなと思います。

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