先輩、大舞台でよく投げた-。プロ野球日本シリーズ第7戦があった5日、先発したオリックス・バファローズの宮城大弥投手(22)=宜野湾市出身=が中学時代に所属した中学硬式野球チーム「宜野湾ポニーズ」の選手や保護者たち約40人が、同市の飲食店に集まり声援を送った。
この日は新チームになって初の公式大会の決勝があり、優勝を決めたポニーズ。選手たちは「僕らの勢いを宮城選手に届けたい」と中継するテレビに向かって声を張り上げた。
宮城投手は3回まで無失点に抑えていたが、4回に3点本塁打を打たれ、5回途中で降板。ポニーズで投手の仲尾次力大さん(14)=北谷中2年=は「初回からいいピッチングだった。見せ場は作れたと思う」と語り、主将の真喜志知駒さん(14)=宜野湾中2年=は、「最後まで集中を切らさずに投げ切っていた。この大舞台で堂々と投げた先輩は僕らの誇りです」と話していた。(社会部・塩入雄一郎)