野田小移転整備、工事の安全を祈願 津波浸水想定の域外へ

くわ入れで工事の安全を祈願する小田祐士村長

 野田村が、海から約2キロ西側の高台に移転整備する野田小(佐藤隆司校長、児童185人)の整備工事安全祈願祭は4日、現地で行われた。2025年7月末の完成を目指す。

 小田祐士村長、菊地理教育長、工事関係者ら約40人が神事に出席。小田村長は「移転地で伐採した木材を使い、バリアフリー化も施す。隣接する野田中と小中連携も深めたい」と期待を寄せた。

 新校舎の移転予定地は、隣接する野田中も含め、県の津波浸水想定の浸水域から外れる。現校舎は海から約750メートルで周辺部が浸水域に位置。1971年完成で老朽化も進み、安全確保のため移転を決めた。

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