高校サッカー選手権広島県大会 「監督のような教員を目指して努力したい」・安芸南高校

初のベスト8「広島桜が丘」躍進の理由 高校サッカー選手権広島県大会

5日、行われた全国高校サッカー選手権広島県大会準々決勝。

恩師とともに全力で挑んだ安芸南高校のキャプテンを追いました。

安芸南高校の田中一久キャプテン…。

3年間の部活動を通して見つけた「夢」があります。

それは体育教員になって高校サッカーの指導に携わること…。

広島皆実を全国優勝に導いた、藤井監督の熱い指導スタイルへの憧れです。

■安芸南高校 田中一久主将ON

「高校に入って藤井先生に出会って、ひとつの目標、藤井先生のような教員になるために努力したいと思うようになった。人間として成長出来る部分があったので感謝している。」

恩師と挑む最後の大会…。藤井監督の古巣、皆実との準々決勝です。

安芸南は前半から積極的に戦います。17分には鎌田伊吹選手がシュート。

去年の王者に臆することなく良い流れで試合を折り返します。

■ハーフタイム

「0じゃ勝てない。0で勝っても面白くないでしょ。1本取れないといけないからリスク負ってでもやっていこう。」

「入りから行くぞ全員でいくぞ」

しかし…。

■実況

「広島皆実先制!」

立て続けに2失点…。

それでも下を向きそうになったとき支えになったのは、ベンチからの監督の声でした。

■藤井潔監督ON

「一久、前からいこう!いくぞ!拍手!」

終盤セットプレーのチャンス。決めきることができません。

■終了ホイッスル

ベスト4進出とはなりませんでした。

■有田優理香アナウンサー

「先生との最後の舞台どうだった?」

■田中一久主将

「楽しかったです。」

■藤井潔監督

「楽しかったな。新しい安芸南のキャプテン像がプレーでも試合以外でもにじみ出ていた。」

■田中一久主将

「自分の人生は続くので、きょう学んだことを自分の中で生かしてさらに頑張りたい。」

■藤井潔監督

「はい、100点。お疲れ様でした。」

広島テレビでは準決勝をライブ配信します。高校生の奮闘をご覧ください。

【2023年11月6日放送】

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