ひつぎのもう1人は80代男性 10月死亡、行政が安置依頼

 愛知県岡崎市の葬祭場のひつぎから発見された2遺体の身元について、1人は同県愛西市が業者に安置を依頼していた80代男性だったことが6日、市への取材で分かった。もう1人は同県碧南市で死亡した60代男性だったことが既に判明している。

 葬祭場は事業を停止していたが、愛西市と碧南市から2遺体の管理を委託された別の業者が安置所として使用していた。愛西市によると、80代男性は市内の高齢者施設で10月18日に死亡。親族に遺体の引き取りの意思を確認するため戸籍などの調査を進めていた。

 市の担当者は「費用が安くて対応も早く、以前からこの業者に依頼していた」と話した。

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