ヒルトン広島スイーツビュッフェ 人気の秘密 早くもクリスマスを満喫

クリスマスまで、まだ50日近くありますが、早くもスイーツを中心としたグルメの催しが始まっています。会期中の予約はほぼ満席という、人気の秘密を探りました。

食欲をそそる多彩なケーキには、トナカイやイチゴなど、クリスマスを連想させる品々をアレンジしました。広島市内のホテルで、クリスマスまでの週末など、期間限定で始まった「スイーツビュッフェ」…。およそ20種類のスイーツが自慢です。

スイーツを手がけた「ヒルトン広島」のパティシエたち…。スイーツやベーカリーの総勢16人を率いるのが、鷲見真奈美さんです。

■パティシエ

「どっちがいいと思います?シャンティ(クリーム)あるのとないの」

■鷲見真奈美さん

「あるほうが良いと思うじゃあシャンティ(クリームを)を」

仕上げたケーキを最終的に確認するのも、鷲見さんの役目です。

前任の「ヒルトン東京」で、16年にわたりスイーツを担当…。

ケーキ作りそして去年、広島の開業にあわせてスイーツなどの部門の代表に抜擢…。女性の責任者は全国のヒルトンでもごく僅かです。

■鷲見真奈美さん

「一年目はゲストのみなさんも「ヒルトン一回行ってみよう」 と来てくれたと思うが今年からは、今まで来てよかったからもう一回行こうとなると思うのですごく大事だと思っている」

この日はPR用の撮影です。味だけでなく、見た目の魅力も欠かせません。今年のテーマ、「クリスマスを迎えた魔法使いの学校」に合わせて、配置も工夫します。

■五戸若茂子さん

「この辺も多分寂しいよ」

■鷲見真奈美さん

「なに置こうか」

■五戸若茂子さん

「これは白と白だからうまくいくと思うけど」

撮影で指示を出す五戸さんは、広報などを担当して18年のベテランです。

ケーキの配置や飾り付けを何度も確認…。撮影はおよそ2時間に及びました。

■五戸若茂子さん

「単にスイーツを食べるだけではなくこの世界観を作り込むのが重要で鷲見のケーキがいかに魅力的に写るかお客さんにまた次はなんだろうとワクワクしてもらえるような仕掛けをつくりたいなと」

およそ20種類のケーキの内、鷲見さんが考案したのは8種類…。特にこだわったのがショートケーキです。

■鷲見真奈美さん

「今回ニット帽みたいなイメージの見た目のショートケーキにしようかなと思って冬っぽく仕上げた」

冬に重宝するニット帽…。3種類のクリームを使い、側面は毛糸の編み目を表現しました。

■鷲見真奈美さん

「シロップはコアントローというオレンジのリキュールがあるがそれをいれて爽やかさをだすようにしている。ビュッフェなので20種類の中の一つになるので いちごと生クリームを単純に楽しんでいただけたら」

休日は自分流に過ごすと言う鷲見さん…。向かったのはカフェです。

そして取り出したのは、スイーツの本…。名高いレシピ本などを参考に、休日も新しいケーキの構想を練ります。

■鷲見真奈美さん

「日々進化していくのでお菓子の世界も。新しい情報を入れていかないと、おいて行かれちゃうなという」

日々の研究が、創作を支えます。そしてその成果を問われるスイーツビュッフェは、2週間後です。

■鷲見真奈美さん

「初日はうまくいくかなというのは心配してしまう。クリスマスなので来てもらった人にクリスマスを味わったみたいな気持ちになってほしい」

そして迎えたヒルトン広島の「クリスマススイーツビュッフェ」初日…。

■岡山県から

「クリスマスに絶対行きたいと言っていてやっと予約がとれたので今回はとても楽しみにしてきた」

■広島市内から

「友達と一緒に食べるのが楽しみできる限り全部食べたい」

客を迎えるのは、数々のスイーツ…。会場は、一足早いクリスマス到来です。

時間は午後3時から5時まで…。遅めのランチも用意しています。

■広島市内から

「めっちゃ美味しいです。3回取りに行きました」

■広島市内から

「どれも美味しくて飾り付けとかもかわいいので来たらテンションがあがる」

■鷲見真奈美さん

「地元のみなさんに何回もきてもらえるお気に入りのホテルになれるように飽きられないように努力していきたいと思う。自分自身も楽しんで仕事していきたい」

ビュッフェ多くの人が心躍らせるクリスマスを…。そんな思いで取り組むスイーツビュッフェ…。クリスマスまでの週末と祝日の開催ですが、既に予約でほぼ満席と言います。

【2023年11月6日放送】

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