今季のプレミアリーグ、ここまでの「最高補強ベストイレブン」

開幕から3ヶ月が経過したイングランド・プレミアリーグ。

今回は『Planet Football』から「今季のプレミアリーグで最も優れた活躍をしている新加入選手のベストイレブン」をご紹介する。

グリエルモ・ヴィカリオ

現所属:トッテナム

ウーゴ・ロリスという長年の功労者は、この数年間パフォーマンスを落としてミスを犯しやすくなっていた。そして退団を仄めかしたことをきっかけ家にして気まずい立場になり、グリエルモ・ヴィカリオにポジションを奪われた。

昨季エンポリで好印象を与えたヴィカリオはそのチャンスを生かし、傑出したプレーで大活躍。おそらく2023-24シーズンのプレミアリーグでこれまで最高のゴールキーパーだ。

ペドロ・ポロ

現所属:トッテナム

この夏にプレミアリーグのクラブにやってきた他の右サイドバックはまだ何も成し遂げていない。ペドロ・ポロは輝かしい存在とは言い難いものの、その中ではかなり素晴らしいプレーを見せている選手だ。

1月にローンで加入したときにはあまり説得力のないパフォーマンスであったが、今夏完全移籍してからはプレシーズンで信頼に値する攻撃力を発揮している。

ミッキー・ファン・デ・フェン

現所属:トッテナム

今夏のマーケットでヴォルフスブルクからトッテナムにやってきたオランダ代表センターバック。驚くべきことに3450万ポンドもの移籍金が支払われたが、これはかなり的確な補強だった。

後方に問題を抱えていたトッテナムで左センターバックとしての答えを提供した。スピードとフィジカルを兼ね備える資質でポステコグルー監督の求めるプレーを全うしている。

パウ・トーレス

現所属:アストン・ヴィラ

アストン・ヴィラのスペイン代表DFは、今夏多くのビッグクラブが狙っていると言われながらも、かつてビジャレアルで指導を受けたウナイ・エメリ監督の下でプレーすることを望んだ。

タイロン・ミングスが長期離脱になったこともあり、パウ・トーレスは最終ラインですぐに重要な存在に。非常に安定したプレイングを見せている。

ヨシュコ・グヴァルディオル

現所属:マンチェスター・シティ

彼は左サイドバックではないが、おそらくグアルディオラがそう命じれば全く問題なくこなすことができるだろう。

マンチェスター・シティは現在プレミアリーグで最高のディフェンス能力を誇っており、これまで僅かな失点しか喫していない。それは彼が加えた部分も大きい。

デクラン・ライス

現所属:アーセナル

今夏アストン・ヴィラからアーセナルへと加入したデクラン・ライス。通常、プレミアリーグで最高額の移籍をした選手は苦しむことが多いのだが、彼にとっては全くそのプレッシャーも問題ないようだ。

彼はミケル・アルテタ監督の高い信頼を受け、あのトーマス・パーテイを追いやるようなプレーを見せている。オフ・ザ・ボールもオン・ザ・ボールもさすがである。

ドミニク・ソボスライ

現所属:リヴァプール

リヴァプールのファンはすでにユルゲン・クロップ監督の夏の素晴らしい中盤再建術に賞賛を送っている。キープレーヤーがかなり抜けてしまったが、このソボスライはそれらの穴を埋めて余りある存在だ。

ソボスライは適切なメンタリティと戦術的センス、スキルをすべて備えている。このハンガリー人選手の虜になった者は多いはずだ。

ジェームズ・マディソン

現所属:トッテナム

このイレブンの中で4人目のトッテナム選手であり、その中でも最高の存在だ。4000万ポンドでレスターから加入した彼は10番として見事なゲームメイクを見せており、クリエイティブなプレイングでチームを牽引している。

主力選手の退団もあったが、新人がすぐに即戦力となり、ポステコグルー監督の意欲的な戦術のもとでチーム全体が躍動している。

コール・パルマー

現所属:チェルシー

トッド・ボーリー新オーナーが就任したチェルシー。マンチェスター・シティでブレイクしかけていた天才若手コール・パルマーを引き入れたところ、これまで獲得してきたどんなビッグネームよりも成功している。

21歳の彼はすでに多くの試合でプレーし、マウリシオ・ポチェッティーノ監督にとって数少ないポジティブ要素の一つとなっている。

ムサ・ディアビ

現所属:アストン・ヴィラ

オリー・ワトキンスの近くで補助的な役割をこなしているムサ・ディアビ。記録的な契約を結んだ彼は、ウナイ・エメリ率いるアストン・ヴィラに質の高い攻撃をもたらしている。

3ゴール3アシストと得点にもラストパスにも力を発揮し、攻撃陣の中で様々な役割をハイレベルで全うしている。

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ジェレミ・ドク

現所属:マンチェスター・シティ

このベルギー人アタッカーは、ジョゼップ・グアルディオラ監督率いるマンチェスター・シティに新しく楽しい要素をもたらした。彼が相手のサイドバックをちんちんにする姿はエンターテインメントである。

巧みに練られた戦術的アプローチの下で、美しい個人プレーで意外性をもたらし、巧みなドリブル能力で高い打開力を見せる。マフレズヤパルマーを失ったシティにプラスするものは多かった。

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