ラ・リーガのマジョルカvsカディスが開催延期…ムリキのイスラエル代表延期試合招集が影響

マジョルカ主砲ムリキのイスラエル戦招集が延期要因に[写真:Getty Images]

ラ・リーガ第13節のマジョルカvsカディスが、イスラエル・ハマス紛争の影響で開催延期が決定した。スペイン『マルカ』が伝えている。

同試合は11月12日に開催予定だったが、マジョルカFWヴェダト・ムリキのコソボ代表招集を受け、公平性の担保を考慮した結果の延期決定となった。

イスラエル・ハマス紛争の影響で、先月のインターナショナルマッチウィークに開催予定だったユーロ2024予選のコソボ代表vsイスラエル代表は開催延期に。そして、欧州サッカー連盟(UEFA)と国際サッカー連盟(FIFA)の協議の結果、代替日程が11月12日に決定した。

また、FIFAは特例措置として厳密にはインターナショナルマッチウィーク期間外となる同試合に関して、コソボとイスラエルの両国クラブを除く国外クラブに対して最低1名の選手派遣を強制する通知を行っていた。

そして、マジョルカはここまでチームトップの4ゴールを挙げているムリキをコソボ代表に早期派遣する形となっていた。

これを受け、マジョルカがラ・リーガに対してカディス戦の延期を訴えると、ラ・リーガはその訴えを正当なものと判断。スペインサッカー連盟(RFEF)に試合延期を要請し、これが最終的に承認される形となった。

なお、対戦相手であるカディスのセルヒオ・ゴンサレス監督は、クラブが話し合いに関与できない状況のまま開催延期の運びとなった一連の経緯に不満を示していた。

「マジョルカの声明には同意できない。彼らは我々のことなど考えずに、(当初)金曜日にプレーするように求めてきた。リーガとマジョルカは第三者を含めずに合意に達したと感じている」

なお、現時点で代替日程は決定していないが、両クラブはヨーロッパのコンペティションに出場していないため、今年中のミッドウィークに組み込まれる可能性が高いようだ。

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