五島の旬が味わえる小料理屋

福江港ターミナルから歩いて15分ほどの五島市役所の近くに店を構える『五松屋』。

旬魚を使った料理を中心とした五島食材が存分に味わえる、地元の方々に長年愛されるご夫婦二人でやっている小料理屋です。

こじんまりとした店内は5人ほど座れるカウンター席がある他、奥には座敷席が2つあります。カウンター目の前のガラスケースに並んだ、鮮度抜群の魚や貝につい目を奪われます。

メニューは魚介料理はもちろん、揚げ物、焼き物、雑炊や茶漬けなどの〆料理まで充実しています。なお、当日のオススメメニューは和紙に達筆な文字で書かれ壁に貼られています。

色々な旬魚を一皿で味わえる「刺身盛り」は美しい盛りつけに思わず頬がゆるんでしまう逸品！

この日の魚は「きびなご」、「ひらまさ」、「ぶり」、「はがつお」、「真鯛」の5種類で、五島近海で獲れた魚の鮮度の高さは言わずもがな。角の立った刺身になるよう美しく包丁も施されています。

なかでもプラチナ色に輝く海の宝石とも言われる「きびなご」は、上質なレベルで味わえる地域は限られているため、獲れたての新鮮なうちに刺身で食べるのが一番。シャキッとしてツルッとした食感で、青魚独特の旨味がつまっています。

「とび魚タタキ」はトビウオの刺身を細く切り、刻み青ねぎと玉ねぎをあわせ、包丁で軽く叩きポン酢で味付けされカボスを添えて提供されます。

トビウオの身の一切れ一切れがはっきりと残されているので存在感が主張。青魚には珍しく身がもっちりしているおり、淡白であっさりとした味わいに柑橘感がやや強いポン酢が心地良いアクセントになっています。

インパクトあふれる外見の「ハコフグの味噌焼き」は通称“かっとっぽ”と呼ばれている五島列島を代表する郷土料理！ハコフグの空っぽにしたお腹に、ほぐしたハコフグの身、味噌や刻みネギ、生姜などを詰め直してしっかりと焼き上げた漁師飯です。

ハコフグの身に甘みのある香ばしい味噌がマッチした風味豊かな味わいで、酒の肴に最高な料理です。

「五島牛タタキ」は香ばしく両面を焼いたサシが美しい五島牛を薄くスライスしたもの。玉ねぎやニンニク、青ネギが添えて提供されます。

口に含んで軽く噛みしめれば肉の旨味がさっと広がり、やがて脂がじんわりと舌ににじんできます。

料理の味はもちろん食材のセレクトまで店主のこだわりが詰まったお店！五島列島に訪れた際はぜひ一度ご賞味あれ！

五松屋
〒853-0007 長崎県五島市福江町12-1

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＊この記事は2023年10月時点の情報を基に作成しています。

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