7日に行われたトッテナム対チェルシーのダービーマッチ。
アンジェ・ポステコグルー監督が就任した好調スパーズが苦境チェルシーを迎え撃つという構図の一戦は白熱の展開になった。
デヤン・クルセフスキのゴールで開始6分にスパーズが先制。だが、スパーズは前半33分にDFクリスティアン・ロメロが一発退場になると、前半のうちに2人が負傷交代を強いられる。
さらに、後半にはDFデスティニー・ウドジェも退場になり、9人での闘いを余儀なくされた。
結局、スパーズは1-4で逆転負けを喫したが、数的不利になった後も引くことなくアグレッシブに闘い続けた姿勢は現地でも評価されている。
元チェルシーFWクリス・サットン(BBCで解説)
「ほとんどのチームは9人になったら引きこもるだろう。だが、スパーズはファンタスティックなやり方を見せている」
ジェイミー・キャラガー(Sky Sportsで解説)
「40年ほどフットボールを見てきたが、中立的な立場では、様々な理由からこれまで見たなかで最も楽しい試合のひとつだった。
間違いなく大当たり(の試合)だったし、これだからこそプレミアリーグは世界最高なんだ!」
また、最後は立て続けに失点したものの、GKグッリェルモ・ヴィカーリオも評価を上げたようだ。
元豪州代表GKマーク・シュウォーツァーは「彼はものすごかった。チームとともにハイラインでプレーしたが素晴らしかったね。シーズン当初は彼のことを疑っていたが、今日はすごかった。彼は私が間違っていたことを証明したよ」と脱帽していた。
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一方、ポステコグルー監督は9人でもハイラインを貫いたことについて、「それが自分たちだ。私がここにいる限りはそうであり続けるだろう。もし、5人になってもやる」と豪語していた。
なお、ルール的には選手数が7人未満になった場合には試合は続行されない。