中古車販売大手ビッグモーター（東京）による自動車保険の保険金不正請求問題を巡り、金融庁が損害保険ジャパンの親会社SOMPOホールディングス（HD）への立ち入り検査を始めたことが7日、分かった。親会社の監督責任を徹底的に追及し、SOMPOHDの桜田謙悟会長兼グループ最高経営責任者（CEO）ら経営陣による企業統治の問題を解明する方針だ。
金融庁が6日付でSOMPOHDに対し、立ち入り検査の実施を通知した。近日中に、役員を中心にヒアリングを始める。損保ジャパンに関しては9月19日に立ち入り検査を開始し、検査官が常駐して問題の原因分析を進めている。
