ソニー、「BVM-HX3110」発売日変更。31型4K HDR対応マスターモニターの最上位機種

ソニーは、31型4K(4096×2160ピクセル)HDR対応のマスターモニター「BVM-HX3110」の発売を2024年2月へ延期すると発表した。以前、2023年11月発売予定としていたもの。

「BVM-HX3110」は、BVMシリーズのモニターの特長である深い黒色や色再現、画質の一貫性、緻密な画面描写などを継承しながら、従来の四倍以上の高輝度部分まで色表現、階調表現を実現。新たに高速動画応答のオプションライセンスを導入することで、高輝度を維持しながら動画のブレを低減することを可能としている。

「BVM-HX3110」モニターシリーズ間での色再現領域

また、より広い視野角に対応すると共に、パネル表面の反射を大幅に抑制。さらに、BVM シリーズのマスターモニターとして、高い評価を得てきた「BVM-HX310」(既存モデル)の販売も継続し、同じガンマカーブや操作の一貫性を有する「BVMHX3110」と併用して利用することも可能としている。

「BVM-HX3110」パネル構成イメージ

また、「BVM-HX3110」は、「BVM-HX310」に加え、「PVM-X」および「LMD-A」シリーズのモニターなど、ソニー製の複数のモニターと同じ色域を利用しており、シームレスに連携することもできるという。

新たに発売する、広色域液晶モニターを備えた18型マルチフォーマット液晶モニター「LMD-A180」も、「BVM-HX3110」と同じ広色域を採用し、連携して使用可能。「LMD-A180」は、撮影現場に持ち込んでの画質確認に適しており、また一般的なモニタリングの目的で、ラックに固定して使用可能。「LMD-A180」は、狭ベゼル化により、画面サイズは従来モデルに比べ対角線で1.9インチの大型化をしつつも、従来モデルと同じラックスペースに設置が可能としている。

18型マルチフォーマット液晶モニター「LMD-A180」

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