「松葉ガニ」初競り280万円 鳥取港に冬の味覚到来

初競りにかけられたズワイガニ=7日午前、鳥取市の鳥取港

 冬の味覚・松葉ガニの初競りが7日、国内有数の水揚げ量を誇る鳥取市の鳥取港で行われた。この日、最高級ブランド「五輝星」に4匹が認定され、うち1匹に280万円の値が付いた。ぎっしりと詰まった身は甘く深い味わいで人気が高い。

 山陰で水揚げされたズワイガニの雄は松葉ガニと呼ばれる。漁は雄が来年3月20日までで「親ガニ」と呼ばれる雌が今年12月31日まで。

 初競りでは、仲買人15人ほどがカニを囲み、次々と値段を言い合い競り落とした。県水産振興局の鈴木由香利局長は「甘みのある繊細な味を楽しんでほしい」と鳥取への観光を呼びかけた。

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