ロータスから400万円する電動ロードバイク「タイプ136」を発表 エアロダイナミクスを追求した高級Eバイク

ロータスは11月1日、電動ロードバイク「タイプ136」を発表しました。

ロータスは1948年の創業以来、今年で75周年を迎える高性能車ブランド。特に2シーター・スポーツカーの世界で名前が知られています。

ロータス136のフレームは、イタリア製のハンドメイドの軽量カーボンファイバーフレームに、翼型フォークやV字型ハンドルバー、アーチ型チェーンステーを採用しているという特徴があります。これはイギリスのトラックサイクリングチームのメダル獲得にも貢献したホープ/ロータスのトラックバイクの影響を受けています。

タイプ136の車体重量は9.8kgという軽さを実現。バッテリーは、水筒のような形状のバッテリーはボタン一つでフレームから取り外せる仕組みを備えています。

このバイクに搭載されるワット・アシスト・プロ・モーター・システムは、火星着陸船プロジェクトに起源を持っているとのこと。重量は僅か1.2キロと市場で最軽量のEバイク用モーターシステムとして謳っています。また、モーター自体の重量はわずか300gで、コンパクトさは自転車のフレームにシームレスに統合されます。

限定生産のタイプ136は、ロータスの伝統を受け継ぎ136台のみが製造され、それぞれがシリアルナンバーを持ち、モータースポーツを象徴するカラーリングが施されます。スタンダードモデルは2024年の春に発売される予定です。

ロータス・グループCEOの馮青峰は次のようにコメントしています 「ロータス・タイプ136は、私たちのハイパフォーマンス・ジャーニーの次の章として発表できることを誇りに思います。過去75年間、ロータスはロードとサーキットで革新の限界を絶え間なく押し広げてきました。タイプ136は、私たちがそうし続けていることを示しています。Eletre、Emeya、Evijaとともに発表されることで、ロータスに何を期待するかという世界的な認識がさらに広がるでしょう」

6度のオリンピックチャンピオンは、現在ロータスのブランドアンバサダーを務めているクリス・ボードマンは、タイプ136のワールドプレミアでこう語りました。 「このバイクは、ロータスのパイオニア的な努力と、長年にわたるバイクのアイコニックな地位を物語る、信じられないようなバイクだ」

ファーストエディションの価格は定価20,000ポンド(約25,000ユーロ、日本円で約400万円)。日本での発売は不明です。

関連リンク

Lotus Type 136 – Track Inspired Performance Road Bike. Electrified | Lotus Cars United Kingdom

© シクロライダー編集部