孤独な香港のタクシー運転手 パキスタン難民の少年と心通わすドラマ 「白日青春-生きてこそ-」公開決定

「インファナル・アフェア」「淪落の人」などの香港のアンソニー・ウォンが主演する、香港に住む難民の少年と心を通わす姿を描いたヒューマンドラマ「白日青春-生きてこそ-」が、2024年1月26日より劇場公開されることが決まった。

アンソニー・ウォンが演じるのは、ワケあって息子と距離のある孤独なタクシー運転手チャン・バクヤッ(陳白日)。偶然とはいえ自身の起こした事故でハッサンの父アフメドを奪ったバクヤッが、突然父を失ったハッサンを案じ、警察に追われる身となった彼の逃亡を助ける姿が描かれる。

アンソニー・ウォンは本作で、台湾の第59回金馬奨で最優秀主演男優賞を受賞。難民申請をしたパキスタン人の両親のもと香港で生まれた少年ハッサン役を、本作が初めての映画出演となるパキスタン出身で香港在住の少年サハル・ザマンが演じ、第41回香港電影金像奨最優秀新人俳優賞を10歳で獲得している。

この作品は「父の愛を渇望する息子と、息子を理解しようともがく父親の物語」と話す監督のラウ・コックルイ(劉國瑞)は、本作が長編1本目となる。マレーシア生まれで香港に移住した経歴を持ち、自身の気持ちや経験もこの作品に生かしたという。プロデューサーは、「西遊記」シリーズのソイ・チェン。

【作品情報】
白日青春-生きてこそ-
2024年1月26日(金) シネマカリテ他全国順次公開
配給:武蔵野エンタテインメント株式会社
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